日本のタクシーも

日産が次世代ロンドンタクシーのプレゼンを行った。現在のロンドンタクシーは3代目。しかし経営難から中国の吉利(ジー
リー)汽車に買収されてしまう。こうなると誇り高きロンドンっ子にとっちゃ「次もジーリー製のロンドンタクシーで」とはならない? そんな状況の中、手を上げたのが日産でございます。

日産のリリース

ニューヨークタクシーで名を馳せたNV200バネットベースのロンドンタクシー仕様を試作。提案してきたのだった。ポイントは二つ。まず「ECOであること」。搭載されるディーゼルエンジンはルノー製の1、5リッターで従来型より50%も低燃費(排気ガスはユーロ5)。ロンドンの環境を大幅に改善可能とされる。

二つ目は使い勝手。3代目となる現行モデル選定の際も市販の乗用車にしようかという意見が出たというけれど、ロンドンっ子達からアッサリ拒否されたらしい。やっぱりロンドンタクシーのインテリアって伝統のある様式を採用しなくちゃアカ
ンのだった。NV200のインテリアを見てびつくり。まんまロンドンタクシーだ。

居住性や乗り心地は3代目を凌ぐそうな。ロンドンタク
シーの重要なスペックである「小回り性能」もハンドルの切れ角を増やして対応。最小回転半径3,8mだって! NV200のロンドンタクシーを見たロンド
ンっ子達は環境性能と機能性についちゃ大いに評価しているらしい。このまま決まっちゃう?

また、電気自動車仕様も提案しており、これまた評価されているそうな。ちなみに日本国内を見てると電気自動車のタクシーって電気自動車の普及の足を引っ張ってます。350km走るには1台が30分充電を3回行わなければならない。1基100万円近い急速充電器が6台ほどのタクシーで占有されてしまうワケ。


時出庫のタクシーなら昼くらいに続々電池切れになるため5台で3時間充電器がふさがってしまう。夕方から夜も同じ状況。電気自動車のタクシーが増えたら、
普通の人が使おうと思っても全く空いてないという状況になるだろう。ロンドンではこういう事態にならないよう、タクシー専用の急速充電器を設置したらい
い。

もはや日本のタクシーもNV200にしたらどうだろうか? ニューヨークタクシー仕様とロンドンタクシー仕様も日本で販売したら面白
いと思う。なんたってロンドンタクシー仕様なんか5人も乗れますから。乗り心地だって安っぽい旧世代のクラウンよりずっと良い。LPGタンクはリアに積めるでしょう。

・ECOカーアジアは「ハイブリッドは液晶TVの二の舞か?

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6 Responses to “日本のタクシーも”

  1. CVCC より:

    NV200のロンドンタクシー版なかなかいいですね!
    性能は間違いないのであとはフロントマスクをクラシックな感じの丸いヘッドライトとかにして、ロンドンタクシーらしくほしいですね!

  2. さね より:

    ロンドンも日本も日産のNV200のタクシーにしたらかぁ。NV200だらけだな…。ロンドンはロンドン子が決めればいいけど、めったにタクシー使わないからそれもいいですが、日本はお国柄の特徴も大切だし、モデルチェンジや改良して素敵にしたクラウンのタクシーがいいかなぁ個人的には。しょぼいコンフォートもなかなかですが。なんてたって歴史的に純国産設計初めての車だとか?と聞いたことあるし。 中にはこれからのタクシーは環境や先進性を考えたらCVTにしなきゃタクシーとして失格、プリウスタクシー以外認めないと言い出しそうな御仁もいるでしょうがネェ。 ecoカーで先生がゆってたハイブリッドも液晶の二の舞か?ですがどーなるんですかね?心配だなぁ。シャープが今の状況になるなんて…。まさに今の日本は一寸先は闇だなあ。自国の大切な産業や国土を守れない国なんて…。企業も日本列島脱出しますよね。 本当に選挙があるときはちゃんとした人に、投票するように努力します。マスコミやワイドショーなどの情報操作や、イメージや有名だからってだけで選んでたら自分で自分の首を絞める事がよくわかりました。 民主主義は全て自分達が選んだ政治家だし、国民の責任なんですねやっぱり。しかもツケはやはり国民に全部跳ね返ってくるし。選挙権がいかに大切か反省させられます。とにかくHVもですがトヨタにはHV以外の内燃機関車も頑張ってもらわないと困るので、既存の改良エンジンやCVTにおんぶに抱っこじゃあ困るのし、エンジンがより高効率ならないとHVにしてもより効率がよくならないし結局。頑張ってほしいです。 他国より優れた高効率な技術と自動車の楽しさを真面目に突き詰めてかないと、他国に負ける気がします。まあ例によってまた人の1意見に、ムキになって突っ込む輩がいるでしょうが…。あくまで1コメントなり考えなので、お願いだからほっといてほしいです。議論の場でもないし。価値観の押し付けはやめてほしいです。しかもネットで顔も見えない他人なのに、自分の意見にしつこいのは不気味です。

  3. EV より:

    少し前まで床下電池交換式のEVってのも計画が有ったと思うのですが完全に消えたんでしょうか?
    充電済みの電池を1分ぐらいで交換できればガソリン車並みに機動力が出てくるのに・・・
    スクーバ用の空気タンクぐらいのサイズで、必要に応じて家に何本か置いてスマートグリッドに使ったり、長距離の時は重くなるけど何本も積んで800km走れたり、電気スタンドで充電済みの電池と交換したり・・・みたいなのは無理なんですかね?
    どっかの会社が独占せずに規格が統一できればそれが一番いい気もするんですけど。
    携帯の電池すら規格統一できない現状じゃ無理?

  4. 真鍋清 より:

    「未完の大器」ハイブリッドカーのリミッター解除問題と「原発か新エネルギーか」の議論…..どうにも連想率で結びついてしまうのですね、「見果てぬ夢・もどかしい夢」という意味で。
    そんな自他共に認める「血液の代わりにガソリンが体内を流れる男」たる小生からつまらぬ一席を一つ。
    今回の日産NV200バネットのロンドン・タクシーって、実に現代的で決まっていると思いませんか?専有面積あたりの収容能力に見る合理性において。
    既にニューヨークではイエローキャブとして大量に走り回っているこの日本製ワンボックス(米国版はメキシコ生産)、ここ日本でも商用車のみならず都内を中心にタクシーとしての姿をちょくちょく見かけます。
    今までのクラウンコンフォートやら「走る化石」Y31セドリックセダンのタクシーがあまりにブリキ細工で、外人が日本に来て初めて乗る「日本車」がこれでは恥ずかしいやら切ないやらだったところにさっそうと登場したNV200バネット・タクシー―空間利用の鑑であるのと同時に、「では何で今までこうしたタクシー車両が無かったのか」という疑問が湧いて出る次第です。
    こうしたFFワンボックスのタクシーへの応用は世界的に見て決して新しいものではなく、1977年のカロッツエリア・イタリアーナに出品されたアルファロメオタクシーやらもう少し後のイタリアのランチアメガガンマ等コンセプトカーが相次ぎ、現実にもフランスでは1980年代以来FFミニバンの元祖たるルノー・エスパスが多用され、近年ではそれに加えてプジョー807やらフィアットウリッセetcが走り回っていることからも「客にとっても運転手にとっても合理的なキャブは1/1.5ボックス」という結論が出ているのではないでしょうか。
    中でもホンダフリードや同ハイブリッドなど、自家用ではなく「タクシーにこそうってつけ」な存在に思えてなりません!
    さらにトヨタ渾身の次世代タクシー専用車はアクア/ヴィッツ/ラクティス系の小型FFシャーシーを土台に、徹底的にハイブリッドのパワーソースとそのマッチングを煮詰めた「都市景観に咲く」チャーミングな一台になることを切望しております。
    さあ、明日の日本語授業の教案を考えよう!!

  5. samine より:

    ニューヨークに続きロンドンまで!?
    日産・NV200の快進撃は留まるところを知りませんね。ロンドンタクシーって随分内部が独特だそうですが…。
    日本もいい加減トヨタ・コンフォートや日産・クルーは全廃してNV200とかに代えて欲しいな。

  6. TARO より:

    いいですね、背の高いタクシー
    クラウンの個人タクシー多いけど金払って乗ってるのに
    頭が天井に着くのにはガッカリします。
    タクシーたるもの運転手の運転の楽しさよりも
    (見切り等の安全性は当たり前)
    お客の居住性を優先してもらいたいもんです。

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