日本の技術

驚いた。ベンツAクラスAMGの2リッターエンジンは、360馬力/45,9kgmだという。スペックからすれば5リッ
ターのターボ無しエンジンに匹敵する! 今まで世界最強と言われてきたインプレッサの308馬力/43kgmを軽くうっちゃった。インプレッサのエンジン、改良に改良を重ね、やっと到達したスペックです。

日本人の多くは「日本の技術がサイコ-!」という井の中の蛙になりかけている。私自身、インプやランエボのエンジンは2リッター最強だと思ってましたから。こう書くと「AMGは特別でしょ」と思うかもしれません。だったらインプやランエボだって特別のクルマだ。2リッターの市販車で360馬力なんてハンパじゃない。

しかもベンツは燃費重視のEクラスにすら2リッターターボで35,7kgmを発生するエンジンを搭載している。これまた3,5リッターターボ無しエンジンに匹敵するトルクです。レクサスならGSやLSに搭載したっておかしくないスペック。しかも日本スペシャルじゃないJC08で15,5km/L。車重1700kgもあるのに!

世界はトンデモナイ速さで進化している。日本の技術で何とかキャッチアップしてるの、特殊な環境でしか使われないハイブリッドと電気自動車くらいのもの。安全装備も安全技術も品質も価格も、全て飲み込まれつつあるのだった。アジアで負けたらオシマイです。技術の後れは相当な危機感を持つべきだと思う。

昨日の貿易赤字の件、赤字は問題ないというだけで、雇用の流失(空洞化)や製造業の弱体化など依然深刻。利益を上げられる企業と厳しい企業の差も広がるため収入格差だって出てくる。好調の自動車メーカーすら、上記のように技術で負けたら電機業界と同じ。いろんな意味で「攻め」が必要です。

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9 Responses to “日本の技術”

  1. ヤス より:

    多くの日本企業で巾を効かせている生え抜きお手盛り経営者は出世が早すぎて現場経験少な過ぎ。にもかかわらず自らを現場もよく知っているエリート技術者と勘違い。まず現場の声を聞きません。いわゆるプロフェッショナル経営者が多い海外企業は経営判断するにはゼロから情報を集めなければならず、素人勝手なバイアスが相対的に少なくなるのでしょう。誰が見ても判る合理的な判断になりやすいよう。技術競争に完璧は無く、どちらがよりマシかの競争であり、物理化学現象は誰にでも平等。これはもう合理的判断の競争にしかなりません。しかし日本企業はこれが苦手と来ている。低成長になるほど合理的判断は阻害されやすく、差は開く一方となる。これに気付けるかが勝敗を分ける。

  2. G35X より:

    2リッターで360馬力?! 無から有は生じないので各気筒の
    中にNAエンジンの倍以上の燃料を噴射しなければならない。
    当然ブースト圧は1気圧以上で実質圧縮比は20対1以上。
    ノックしないようにピストンが上がり切る寸前まで燃料噴射は
    できない... 機械的にはディーゼル並の強度が必要。
    熱強度も大幅に上げなければいけないのでNAエンジンの
    ブロックその他の部品流用などできないでしょう。エンジン
    設計思想を根本から変えなければならない...
    昔のホンダF1エンジンのようにギンギンの燃料冷却などできないし... 
    日本各社がどのような対抗版を出してくるか楽しみです。 
    しかし、ここまで技術的チャレンジが厳しいものとなると、
    電池と電気モーターに逃げるメーカーも出てくるのでは? 
    電池は確実に体積あたりの容量が増え、価格が下がってきます。

  3. 唐揚げ評論家 より:

    需要が無い技術は発展しないのは仕方ない
    ですね。やれば出来るかもしれませんけど
    売れないものの為に開発は出来ないでしょう。
    そもそも日本メーカーはパワー競争なんて
    興味無く?興味あるのはエコとコストダウ
    ンだけじゃないでしょうか?
    それにしても2リッターでそのパワーとト
    ルクは凄すぎますね!直噴ターボの成せる
    技ですか?。日本では直噴があまり普及し
    てないのもやはりコストでしょうか?
    日本車って「安くて壊れない!」がモット
    ーで、ドイツ勢のようなブランドイメージ
    が無いから高く売ることが出来ないのでコ
    ストもかけられない・・・・こんなことじ
    ゃ良いクルマなんて作れませんよね。
    まあ、ユーザー自体も安くて燃費良くて広
    くて使う事の無い小物入れがたくさんあっ
    てお買い得な車を望んでいるようですし。
    剛性や安定性なんて誰も求めていないから
    仕方いです(悲)

  4. さね より:

    先生の意見に同感です。でももうあらゆる所で車作りにかなり技術差がある?みたいなので、気が付いてないのか?パワーよりエコだけ狙ってるのか?相当頑張らないと追いつけないよーな…。はたから見ると。 車作りの方向性が違うのか自信あるのか分かりませんが、もし日本メーカーに危機感ないなら相当にお気楽ですね。 そうじゃないことを祈ります 意外と日本人が思ってるより技術力、開発力、技術者の見識があまりないのかも日本メーカー…。技術力あるならあってもお金かけられないし、良いもの安くするVW的コストダウンとか発想力や柔軟性や先見性がないのかもなぁ、頑張ってほしいものです。マツダとかは頑張ってますよね独自な発想で。これからは真摯に事実を受け止め、捲土重来ですね。

  5. おひさま より:

    クールジャパン。
    この単語にかなり騙されてるフシがあります。
    阿部総理が「富士山はクールジャパンの元祖」と言ってましたが、ルー大柴並みに意味が通じません。
    山や川は昔からあるもので、それ自体はその辺の石ころと何も変わりはありません。それが「文化的に」どういう意味をもつかを論じて初めて価値が生まれるのです。
    国のトップからしてこの様子ですから、イメージだけが先行して中身の技術が衰退するのもやむなきことかと思います。

  6. ねこまんま より:

    海外仕様ならランエボの400PS仕様があるみたいですね、まあこれは海外仕様のチューニングカーだけど一応市販はされているみたいです。日本じゃ買えないみたいですが。
    三菱 ランサーエボリューションX FQ-400
    http://response.jp/article/2009/05/27/125181.html
    日本の場合はバブル崩壊後、デフレ続きでガソリン高、おまけに世界一厳しい排ガス規制。こんな状態じゃハイパワー車は創らんでしょうね。出しても売れないし。
    レクサスなどはイメージリーダーの意味も有るんだから再三度外視でも世界一を目指して欲しいものですけどね。
    ま、庶民にゃ関係有りませんが。

  7. 飯田 より:

    んー、いじる者から言わせてもらうと普通というか・・・
    あっ、燃費凄いなー
    日本メーカーさん頑張って!
    大丈夫!ドイツ人にできるなら誰だってできる!www

  8. CVCC より:

    ホンダの2.0lクラス用の1.5lターボに期待しています。
    国際的には1.6lが主流ですが、税金的にはホンダの1.5lは嬉しいです。
    あと、新車レポートでは、必ずインパネがソフトパットかを書いていただけると嬉しいです。
    写真ではソフトパットなのかハードプラスチックなのかが全くわからないので、はっきりと文字でリポート(ドアトリムも)していただければと思います。
    90年代まではソフトパットなんて当たり前でしたが、リサイクルの問題等々でかなり減りました。
    今のソフトパットはそんなにコストがかかるものなのでしょうか?
    プリウスαや新アウトランダーはフロントドアはソフトパットでリアドアはハードプラスチックという微妙な仕様でしたし・・・
    新型アコードなんかも含め、新車リポートでは、インパネ、フロントドア、リアドアがどの素材かもリポートしていだだければと思います。

  9. 飛島建設現場監督兄さん より:

    シトロエンDS5用のような「ピークパワーを抑えて/中低速トルクを太らせた」ダウンサイジングターボが日本にも登場すれば理想的かと思います。
    かつてのBMW528e用のイータエンジン、120psを4250rpmで発揮する2.7リッターユニット…..当時としては並外れた豪快な出足だったのは記憶に鮮やかです。
    そうした味付けを今、国産メーカーが4気筒ダウンサイジングターボで実現してくれたらわが国の技術を見直すものですが石頭の首脳陣の皆様には通じないのですかね。

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