日本勢巻き返しへ!

本来なら3ヶ月も先の発売となるシビックながら、突如アメリカホンダのWebサイトで燃費スペックを発表した。データを見てビックリ! 『HF』というグレードが新設され、41mpg(約17,5km/L)だって。この数字、情報通ならニヤリとするだろう。そう。日本のメーカーを震撼させている現代エラントラの40mpg(17km/L)を超えてきたのだった。

・アメリカホンダのWebサイト

今年1月のデトロイトショーでシビックの開発担当の方に「新型シビックは全てのスペックでエラントラに負けているらしいですね」と聞いてみたら「そうなんですけど‥‥。う〜ん! 今は言われておきます」。何かありそうな雰囲気だった。そいつがHFだったのね! どうやら昨年秋に新型エラントラのスペックを知り「これじゃダメだ」と急遽追加したらしい。

すぐ出来る対応策などいくつもない。エンジンは排気ガス関係あるので難しいだろう。高速燃費の場合、車重だって影響少ない。となればタイヤのAAAの低転がり仕様にするくらいか? また、対応策は燃費だけに留まらないと読む。エラントラの強さの元になっている価格も短い時間で対応出来る。具体的には過剰装備を落とす、ということ。これなら簡単だ。

価格さえエラントラに肉薄できたなら、強いホンダ&シビックというブランドイメージで勝負出来る。さてさて。イケイケの韓国勢と人気のホンダ車が勝負に出てくれば、他社だって黙っちゃいられないだろう。モデル末期に差し掛かるカローラ(次期型は2013年のデトロイトショーか?)は相当頑張らない厳しい。マツダも今年秋の2012年式でスカイアクティブを投入する。

外野で見ているとはいえ、日本車の反撃が始まると気持ちよいです! 精一杯頑張って欲しい。

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8 Responses to “日本勢巻き返しへ!”

  1. アミーゴ5号 より:

    日本には、自動車メーカーが多すぎる!なんて論調をたま〜に見掛けますが、とんでもないですよね!
    激烈な世界規模の競争に打ち勝ち生き残り、日本の膨大な基盤産業の集大成として成立しているのが今の姿だと思っています。
    アメリカ市場での韓国車との激しい競争も、似たような光景を見た記憶があります。
    かつて昭和の日本市場では、それこそ世界有数たる日本メーカー同士が、販売でも技術でも総力戦で競い合っていました。
    戦意さえ持ち続ければ、日本は戦って勝てると信じています。
    ただ、もはや犬どころかミミズも食わない「民主党の腐れ痴話喧嘩」が、真剣勝負をしている民間企業の足を引っ張らない事を祈るのみ。元代表もどうせ引っ張るなら、かんはかんでも、韓国のウォン安の足を引っ張れ!というのは、個人的な本音です。

  2. tonpochi より:

    英語が苦手の方は下記URLを参考にするといいです。
    私はもとはHONDAファンでして、バイクもクルマもHONDAという時期が結構長かったです。ところがSMXがヒットしてから、販売がバンに偏っていった感じがします。セダン系も販売してはいたのですがあまり力が注がれていない感があって、いつしかHONDA車に興味がなくなってました。バイクにしても乗り易さではSUZUKI、デザインではYAMAHAが優ってます。バイクとて興味が持てなくなってます。
    ところが、今度のシビック久しぶりにいいなと思えるのです。ハイブリッドはCR-Z以上に高くなると思うので「HF」が一番売れ筋となるでしょう。でも日本では販売が終了してしまったので輸入されるのを期待するしかないのはとても残念です。
    参考URL: http://response.jp/article/2011/02/18/152050.html

  3. バル より:

    親分、本題と関係ないコメント失礼します。
    KUMADAIマグネシウムなる金属をご存知ですか?
    熊本大学の教授が開発したもので、鉄より強く、重さが1/4という優れ物!
    コスト面については詳しく判りませんが、自動車に使われれば、かなりの省燃費になりますよね。

  4. 小林 英弘 より:

    アメリカでシビックがいい意味で凄い事になっている様で羨ましいですが、日本ではアコードが悪い意味で凄い事になってます! 昨日ディーラーで仲の良い営業君と雑談していて知ったのですが、何とつい最近アコード&ツアラーがこっそりマイナーチェンジして、大幅に車種整理されてました! セダンもツアラーも新しく2リットルの「TL」が追加設定され、2.0TLとSTYLEパッケージ、2.4TYPE-SとADVANCEパッケージの4種類のみになりました。で内装色も以前は白が基本でSPORTSパッケージのみ黒が専用色でしたが、マイナー後は全て黒のみです。で一番驚いたのが価格! 2.0TLは2,496,000円ですが2.4TYPE-Sは何と3,640,000円! ADVANCEパッケージだと3,902,500円! ツアラーのADVANCEパッケージだと4,125,000円! …どうしちゃったんでしょう? もはや国内アコード&ツアラーに関してはヤケクソになったんでしょうか? ボディカラーも整理されてるし、第一2.4リットル車のインスパイア級の超高額設定は何なんでしょうか? 以前のフル装備最上級グレードだけ残した形ですが…一体誰が買うんでしょう(「笑)?(←インスパイアはレギュラーだがアコード&ツアラーはハイオク! これでは皆インスパイアを買うでしょう)。昨日はまだ価格表しかディーラーに届いてなかったので(新カタログは火曜日に届くとのこと)外観が変わったかどうかは分かりませんが、これで外観がカッコ悪くなってたら本気で誰も買わないでしょう!!(爆)。…2.0リットルの動力性能に期待、でしょうかね〜。

  5. 針谷光一 より:

    日本はメカーが多すぎる、だから駄目。韓国を見習え!という意見が出始めています。たしかに参考にすべき点はあります。しかしながら冷静に考えるとメカーが多いお陰で得をしているのは我々消費者です。日本の給与は下がっていますが、それ以上に急激に給与が下がっているのが韓国です。では韓国のあの二大企業の膨大な利益はどこに行っているのか?小数の役員と大半が外国人の株主となります。
    この業界も原発や新幹線のようにオールジャパンのドリームチームで挑む気概があれば先は明るいと確信します。

  6. さね より:

    ホンダ頑張ってるんですね。デザインも今度のシビックかっこいいし写真で見た感じではですけど。素直に応援したいです。話は変わりますが、アメリカではやはり多段ATなんですね。やっぱりフィーリングが悪いとかじゃなく、ピンポイントの走行条件外れたら燃費悪いCVTに頼らないのは…やはりメーカーも日本のモード燃費の見せかけだけにCVT使ってる感じがします。日本に来たらやっぱりCVTなんですかね?こないのかな? 先生は内燃機関車は実燃費リッター20キロ越えなきゃこれからは駄目とおっしゃってましたがリッター17・5ですか… 先生的には誉めすぎな気が…? 日本のうそっぱちモード燃費よりまともですけど。マツダのスカイアクティブは米国の燃費表示で20超えてほしいです。でなけりゃスカイアクティブ残念な感じになりそうなんで。マツダの開発者の方々に頑張ってもらいたいです。

  7. CVCC より:

    ガソリン車で41mpg!
    ホンダ、すごいじゃないですか!
    40mpgというのはプリウスvの目標値ですよ!
    40mpgというのは、日経に書かれていた単純計算で、日本の10.15モードに換算して計算すると、30.4km/lだそう(勿論、条件が色々違いますので、あくまで単純計算)ですよ。
    それを越えるわけですからね。
    CR-Zでスポーティーハイブリット。フィットハイブリットで実用性が高く安価に、と、既存のIMAでホンダらしさが垣間見え、
    これからは、プラグインに2モーターハイブリット、EVにリチウムイオンIMA、そして今回のシビック!
    F1に出向していたメンバーと、その資金を次世代技術にまわした成果が出てきましたね。
    これからもホンダやトヨタを筆頭に、日本メーカーの技術進歩、各国との競争が非常に楽しみです!

  8. CRX HF より:

    国沢さん、はじめまして。
    私が高校生だったとき、86年式のCRX HF という車に乗っていました。後に泣く泣く手放した愛車1号でした。
    その車、シングルキャブのCVCC8バルブで、六十何がしHPしかないエンジンが搭載されてましたが、ガンガンいっても40MPGも走るし、高速巡航すれば60MPG(向かい風くらうとNG)も走りました。軽いので非力なのも特に気になるほどではなかったし、ゴーカートみたいで楽しい車でした。
    それを考えると、今の車はさほど燃費は向上してない気がします。(パワーは段違いで、排ガスもクリーンですけども)
    日本の自動車メーカーさん、まだまだ本気じゃないですよねー。

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