日本車復調

アメリカでの日本車の売れ行きが急激に回復している。1月の乗用車の販売台数は以下の通り。

1)カムリ      2万8295台 55,9%
2)アルティマ    2万2357台 35,9%
3)シビック     2万1883台 49,5%
4)CR-V     1万8960台 16%
5)カローラ     1万7988台 -12,6%
6)エスケープ   1万7259台 23,5%
7)インパラ     1万6009台 5,4%
8)クルーズ     1万5049台 10,4%
9)マリブ      1万4676台 4,1%
10)ソナタ     1万4489台 9,3%
以下、フォーカス。アコード。フュージョン。プリウス。ジェッタ。エラントラ。

日本車がベスト5を独占し、震災前の対前年比(2011年1月)の販売台数も急上昇。なかでも新型カムリと、ここにきて急激に売れ行きを伸ばしているアル
ティマ、酷評だった新型シビックの売れ行きが素晴らしい! スタイリッシュになった新型CR-Vの評価も高い。ホンダ、好調でございます。

ソナタとエラントラも販売台数を9,3%と12,8%伸ばしてきたものの、日本車の好調ぶりからすれば目立たない。改めて日本車の実力が伺える。参考までに書いておくと、上に登場している日本車で日本の工場製はCR-Vとプリウスのみ。おそらく利益だってキッチリ上がっていると思われる。

アメリカで売れている日本車メーカーの2012年はきっと素晴らしい数字になるだろう。しかも日本の自動車メーカーは危機感をたっぷり持っている。現在開発
しているモデルの多くが、危機感を反映していると思う。競争力あるということです。ここで安心せず、もう一頑張りすればきっと明日は明るい。

一方、あえて紹介しないけれど負け戦になりつつある日本勢も出てきてしまった。危機感が足りなかった、ということになるのだろう。もう一つ。ヨーロッパ市場は日産の一人勝ち状態。トヨタとホンダは踏ん張り所。頑張って欲しい。

・ECOカーアジアは「CX-5登場! 魅力超タップリです

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4 Responses to “日本車復調”

  1. 小林 英弘 より:

    シビック3位! 首位カムリとの差わずか?約6,000台! CR-Vも4位で絶好調! 当ったり前です!あんなにカッコ良くて乗り心地最高(←CVTですけど)なクルマが売れない筈がない! 素晴らしい!! ベスト5を独占した日本車勢も素晴らしい! やっぱり日本車ってポテンシャルありますね! こういうニュースは嬉しいです!
    さて…こうなると気になるのが、意地悪心満々ですが、「米国『コンシューマーレポート』誌で酷評されている」と右にならえとばかりに殆ど全ての紙面で新型シビックをコキ下ろしてきた国内の殆どのクルマ雑誌がどういう記事を書くのか?です。こう言っては何ですが、日本のクルマ雑誌って余りにも無責任過ぎませんか? 新車が発売されればとりあえず「評論家」の方々の「インプレッション」なる記事を載せて、で…売れれば褒めちぎり、売れなければボロクソに言う。無責任極まりない御都合主義の極み! さぁ! 新型シビック絶好調ですよ! どうするんですかぁクルマ雑誌の皆様!? …こういうのって面白いですねぇ(笑)。
    PS:最近になって街中でアクアを普通に見かける様になりましたが…見事に違和感なく当たり前の様に街の風景に溶け込んでますね〜。まるで5年前から売ってるクルマみたいです。何々でしょう? この空気感。物凄く不思議です。

  2. 白木 晴幸 より:

    アメリカ市場の主流はセダンとSUVみたいですね。日本の市場は軽自動車を除けばコンパクトカーとSUVとミニバンといったトコロでしょうか(セダン壊滅的)?
    でも新しモノ好きの日本人もそろそろミニバンに飽きてきた?クルマ好きの青少年が育たない現在の社会環境にも自動車メーカーもホンキで危機感をいだきはじめた?
    そして政府も〝魔法の埋蔵金〟の捻出を決定した様で…。エコカー補助金10万円てTVでCM流れてます…。
    これで東京電力の電気御料金値上げ7月に前倒しが決定と云うコトでしょうか?

  3. さね より:

    日本ではあまり評論家先生にハイブリッドシステムだけで、車自体はデカすぎ優等生なだけと相手にされてないカムリ、真剣に相手にもされないCRV売れてるんですね。CRVは特に単なる前の改良なだけで、アイドルストップもないし。CXー5と違い日本では話題にものぼらない?ほど雑誌でも取り上げられないし… 数字はともかく実燃費はCXー5と比べて物凄い悪いんですかね?知りたい! 新しい4WDシステムのデキも評論家の先生方も気にもしてないみたいだし。 アメリカ人の方が車の選び方が羨ましいです。細かくなさそう、本当に生活に密着して車をよく知ってそうだし。 ともかく評論家先生のゆうこと関係なく車選びするんでしょうね。 そこで日本車が復活してるのは嬉しいです。 日本の一部評論家先生方はあまりにもメーカーの宣伝マンになってるような気がします。評判のアクアは思ったより実燃費が予想よりかんばしくないし絶対的にはいいでしょうが、誉めすぎな気がします。そろそろ自動車評論家先生方も今までとは違うやり方をしないと…ますます日本市場はダメになっていきそうな気が… 生意気な意見ですみません。ともかく日本車復活しつつあるのは嬉しいです。

  4. ぽんぬ より:

    国沢さん、こんばんは。
    アメリカでも日本車の顕在ぶりがうかがえる結果が出て嬉しく思います!
    カムリなどのセダンの販売台数と比較すると文化の違いと言うか流行云々ではない様子が伝わってきます。
    自分はカムリのバリエーションとしてクーペがある事にも以前TOYOTA USのウェブを見て驚いた事があります。
    プリウスより売れているけど、カローラはマイナスなのですね。要因はなんだろう?
    何か向こうのCMでボーカロイド(日本産の、機械音声で曲を歌うキャラ)を機用したとかですごく話題になっていましたが。。
    あと、米国市場向け渾身のインプレッサが上位に入っていないのもちょっと寂しい気がします

    海外でもスバルのウェブにBRZの掲載があったので沢山アピール出来れば良いけどなぁ。。
    マツダや三菱の乗用車がどのあたりにランクインしているのか気になりました。
    以下↓日記の題目から脱線したお話ですがお許しをm(__)m
    86とBRZについてはまだまだ発表直後で触れないのですが、福祉車両は設定されるのか気になっています。
    その、BRZはワゴンではないのでもちろんドライバー用です。
    先代インプレッサSTIに下肢障害者用車が有り、猛烈に高い運転補助機がメーカー注文で20万円超程度で付いていてすごいなこれは!と思ったことがありました。(もちろん量産車ではないと思いますが)
    インプレッサのそれは飛行機の操縦桿を思わせる操作法のようでした。
    トヨタウェルキャブや日産オーテックに比べるとすごい安かったです。
    ホンダの運転補助機は自動車では先駆け的な存在だったと聞きますが、自分はあまりニュースなどで見かけません。
    BRZではキャビンがタイトだろうし、車椅子も乗せられる
    ボックスワゴンのようには行かないでしょう。でも、インプレッサSTIの例もあるし、圧倒的少数派の福祉仕様もできたら楽しそうだと思いました。
    雑誌のインプレッションなどを見ているとBRZの走りはやんちゃ86に比べるとガッチリと安定のスタビリティーがあるというし、アイサイトという得意技も活かせればなんと言うか安心感があると思います。
    自分は、近場の福祉施設の駐車場で下肢障害が有りながらも運転席に乗り込む人を多く見かけますので(特に中年男性)。
    三菱は跡付けでも補助機が装着できるプランがあるようでした。
    あぁ、でも身体障害者免許の取得は制約が色々難しくて相当な根気もお金も必要。(法律や行政の方です)障害者の自動車税減額や自治体の助成などあっても自分だったら滅入っちゃいます。
    余談の方が長くなり申し訳ないですm(__)m
    更に追伸:10代の頃テレビで見た、五体不満足の乙武洋匡さんが乗っていたデリカスペースギア、実はUS製だったと知り何か萎えた記憶があります。

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