日産とホンダ、韓国で大バーゲンセール中。韓国市場からの撤退もありうる

遠からず「日本の自動車メーカーが韓国での販売を取りやめ」という大きな記事が出そうな雰囲気になってきた。というのもホンダや日産が在庫処分としか思えないような値引き販売をしているからだ。例えばホンダはアメリカで生産している定価510万円のSUV『パイロット』を370万円で販売。すでに韓国内に在庫している全てのパイロットを売り切り、今後輸入しないようだ。

パイロット

日産も540万円のスカイライン(Q50S)の価格を140万円値引きし400万円で販売している。これまた在庫無くなり次第、輸入しない方針らしい。昨今の日本バッシングで韓国内に於ける日本車の販売台数は激減中。採算分岐点を割り込み、大ざっぱに言って5分の1くらいの規模になってしまい、さらに低下中だった(今回の在庫処分で一時的に販売台数は戻っている)。

また韓国は登録台数の増加で新規登録車のナンバーを最近8桁とした。したがって日本車で8桁ナンバーが付いていると「こんな時に日本車を買った」とバッシングの対象になる状況らしい。韓国に於ける日本嫌いは教育の段階から始まっており、2~3年で意識が変わるとは思えない。日本の自動車メーカーとしても長い期間に渡り日本車が持ち直すことはないと判断したんだろう。

今のところ日産とホンダが在庫処分一掃セールみたいなことを行っている。この2メーカーについていえば決算も厳しい数字のため、適当なタイミングで撤退という判断もありそう。財政状態の良いトヨタは赤字覚悟で少し頑張るかもしれません。自動車メーカーだけでなく韓国からは日本の企業に限らずアメリカも撤退の兆候を見せている。GSOMIA失効ともなれば、撤退やむなし。

と厳しいことを書くけれど、韓国の人ってやさしいんですよね。韓国に行ってイヤな思いをしたことがない。お隣同士なんだから仲良くやりたいものです。親日の大統領とかが出てくればあっという間に状況変わるのに。今のままだとさすがに韓国好きの私でも付き合いきれない。

 

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