日産の臨時株主総会に行ってみました~

初めて株主総会なるものに行ってみました。株式を買い自分名義になると必ず株主総会の案内が届く。行ってもこれといった収穫はないと聞いているため、一度も顔出したこと無し。今回特殊な事情のため、現場に行くことにした次第。場所は都内最大級と言われる品川プリンスホテルの宴会場である。自工会の新年賀詞交換会などもここで行われる。ということはけっこう人が来る?

行くと駐車場ガラガラ。ただスンゴイ人です。私よりお年を召した方や、街中じゃあまり見かけない風体の方が多い。まぁ普通の会社員だと平日の大切な時間は割けないでしょう。そしてマスクした人の率が猛烈に高い(笑)。この時点でアウェイ感に襲われる。すでに帰りたくなります。驚くのが案内係の多さ。もう入り口から硬軟(ガタイの良い男性~女性)取り混ぜドッサリ居ます。

大きな会場でやるのかと思いきや、私が割り振られたのは100人くらいの部屋。前に液晶画面置いてあり、そこでユーチューブの画面を見る。なんじゃ? つまり総会の雰囲気も解らず、質問や答えに対する反応(会場内のザワつきなどですね)も無し。もちろん意見言えるワケじゃない。何のために皆さん来てるのか不思議で仕方ないです(事前に賛否投票可能)。

加えて株主総会始まったら唯一の情報手段である液晶画面が頻繁に途切れ、砂嵐になっちゃう。茶番ですね。いやいや興味深い。おっと株主総会でした。議決件のある株の83%が揃ったというので問題無し。ちなみにルノーの持ち株比率は43%。過半数を超えているため、否決すれば何も決まらない。ということで今回はすでに答え出てる、いわゆる「シャンシャン総会」です。

肝心の内容だけれど、日産側は「管理責任はあるが全く知らなかったので申し訳ない」に終始。質問側の要旨をまとめると「監査役や会計監査はナニをやっていたのか?」。すなわち「ゴーンさんのやってることは解っていて見ないフリをしてたんじゃないか」ということである。ここは日産側の「知らなかった」。株主側の「知ってたでしょ?」で平行線になるばかり。

こらドチラにせよ大株主のルノーが今回の議決(ゴーンさんとケリーさんを取締役から外しルノーのルナールさんを入れる、という内容)に賛成しているだろうから、臨時株主総会で議決しようとしていたことは何の問題も無しに決着した。こうなる文頭に戻り「皆さん何で貴重な時間を割き、雰囲気すら味わえない株主総会に来るんだろう?」。う~ん! 不思議な世界です。

 

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ