日産着実に進化

厳しい状況になったと言われる日産ながら、ハード面を見ると着実に復活してきている。ノートはマイナーチェンジでビックリするくらい実用燃費良くなったし、デュアリスの乗り味には感心するばかり。この秋デビューの次期型エクストレイルも4気筒ディーゼルと、6速トルコンATを組み合わせたモデルを欧州市場で展開。ディーゼルに詳しい人なら御存知の通り、低回転域のトルクが細いため(レスポンスの悪さも要因)、ATとの組み合わせはイマイチ。だからこそトヨタもホンダも4気筒ディーゼルとATの組み合わせを持たない。エクストレイルも期待してなかったのだけれど「あらまぁ!」であります。どこのメーカーが日本市場初の次世代ディーゼル一番乗りをするか不明ながら、このクルマなら欲しい。現在日産の足を引っ張っているのは、ゴーンさんの「夢の無さ」とデザインに他ならない。ゴーンさんの危機対応能力って素晴らしい! けれど平和になったら、文化には”お祭り”が必要なのだ。じゃないと魅力は感じません。デザインも相変わらずアカンです。一時期の三菱と同じ状況といってよかろう。このままだと良いクルマを作ってもデザインで埋もれる。そろそろ抜本的な対応が必要かもしれない。

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