日米でガソリン急落

アメリカのガソリン価格が驚くほど下がった! アメリカの中でもガソリンの安い地域の1つであるウィチタ近郊なんか直近で1ガロン=1ドル68セント(1リッター42円)だって! つい半年前まで3ドル以上してたのに! ガソリン相場の高いLAすら4ドルから2ドル40セント程度まで落ちてきた。

こうなるとアメリカ人のクルマ選びのメインテーマは「大節約」から「多少燃費良くて快適なクルマ」へと大きく変わる。具体的に言えば、ハイブリッドでなく小排気量ターボです。ここにきて続々とラインアップを増やしているフォードやGMが支持されることだろう。日本勢はどうでるか?

日本のガソリン価格も年央に掛け安くなっていくと思われる。何と! 今年に入って120円台が全国規模で増加。今はまだ140円台のスタンドも多いけれど、近々普通に130円台で買えるようになることだろう。今年最安値は110円台に入ると予想します。半年前なら予想も出来なかったこと。

こういった動きを見ると、石油の価格って戦略的なものだとハッキリ解る。高いときは誰かが膨大な利益を上げているワケです。資源を持っている国が強い。原油価格下がると新しい技術や生産技術を持っている国のポジショニングが上がって行く。そういった意味からすれば日本にとって追い風だ。

この風を受けているときこそ、新しいエネルギーやパワーユニットを育てたらいい。新しい技術を育てようとすれば開発予算が必要。世界規模で考えれば景気が冷え込む地域や国もあるだろうけれど、日本の自動車産業全般を考えると久々の「晴れ間」だと思う。ダッシュのチャンス到来です。

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