来る度にウなる中国

中国に来る度にウナるのは、見たことのないクルマがたくさん走っていること。大手メーカーの中国専用車についちゃエンブレムが付いており素性を推測出来るけれど、全く解らないモデルも多いのだ。広州の空港からホテルまで乗ったタクシー(新車)など、正体不明。

ダメなクルマなのかと言えばそんなこともなく、まぁ不安なく120km出ているしタイヤもまぁ丸い。乗り心地だってブッシュさえいじれば、そう悪くありません。もはや中国の自動車産業は、何とか実用レベルに達しているということ。となると驚異なのが市場規模である。

上海と北京、広州(隣の深センを含めれば実質的に中国No1)などは近郊を含めた人口が1億人を越える。韓国程度(5千万人規模)の地域を含めれば15億人を越えると言われる。モータリゼーションは始まったばかり。このままだと3千万台/年くらいの市場に育つだろう。

だが、そいつに歯止めを掛ける要因はエネルギーだ。すでにガソリンの需給はパツンパツン。今の倍の台数になったとしても、日本以上の保有台数となってしまう。現在ガソリン価格は安くなってきたけれど、間違いなく再び高騰する。次世代パワーユニットの開発こそ重要です。

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One Response to “来る度にウなる中国”

  1. アマチュア部員 より:

    普通の車なら、今後、新興国でも作れるようになるのでしょうね。
    そうなってくると、日本の自動車メーカーの強みはハイブリッドや燃料電池、高効率なEVなどでしょうか?
    しかし、これらの技術的優位性も10年後にはどうなっているか分かりませんね。
    初期型THSに使われている技術の国際特許もそろそろ切れるものが多いのではないかと想像します。
    さて、先日、次期インサイトの詳細がある掲示板でリークされました。
    その中で驚いたのが、スポーツグレード(LS)にマニュアルモードのパドルが装備されることです。
    10月のパリサロンで発表されたインサイトコンセプトにはパドルが付いていなかったことを見ると、かなり最終段階でマニュアルモードが設定されたものだと思います。
    エコカーですからDレンジの最適制御が燃費にとって一番いいという判断から、当初、設定がなかったのかもしれませんが、私が(他にも多くの人が)いくつかの掲示板で今年の春ごろからマニュアルモードの設定を望んだことがメーカーを動かしたのか?なんて妄想してしまいます。
    この掲示板にも同様なことを書き込ませていただいたのですが、国沢さんの掲示板ということでメーカーへの影響力が大きいのでしょうか?
    まぁ、経緯はどうであれ「エコカーでも運転する楽しみを」というリクエストが実現された一例だと歓迎しています。
    今、テレビで「英国のディーラーで車を一台買うと、もう一台が無料で貰える」なんていうニュースが流れました。英国でも車が売れていないみたいですね。

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