現代自動車撤退

韓国の現代自動車が尻尾を巻いて撤退するという。個人的にはもっと頑張って欲しかった。というか、韓国の意気込みを見せて欲しかったと思う。しかも終わり方が徹底的にカッコ悪かったりして。1年ほど前から全く取材を受けず、試乗を申し込んでもダメ。東京モーターショーのドタキャンも頂けません。

その上、今年になってi30(ゴルフクラスのハッチバック)を中途半端に発売するなど、やっていることが全く解らず。ただ日本でのだらしない状況を見て現代自動車を過小評価したらダメ。今や世界一業績を伸ばしており、ハイブリッド技術はトヨタ、ホンダ、日産に次ぐ。EVも韓国政府バックアップの下、キチンと独自開発してます。

現代自動車傘下の起亜自動車(価格競争力がさらに高い)は、素晴らしいデザイン力を持つ。
このところ品質も急速に向上しており、フォードのバックアップを失ったマツダや、モータースポーツからの撤退でブランドイメージを落としつつある三菱自動車にとっちゃ手強い敵だ。これで現代自動車がモータースポーツに参戦してきたら危うい。

プレミアムメーカーを目指していたスバルですら危機感を持ったのだろう。レガシィを現代自動車のソナタより安い値付けにしてきたのだった。日本のメーカーは本気で現代自動車をライバルだと考えるべき。このままだと絶対に追いつかれてしまう(台数で抜かれてます)。

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8 Responses to “現代自動車撤退”

  1. mtip より:

    現代は確かWRCの撤退もドタバタしましたよね。
    猛烈になる部分とそうでない部分のギャップが激しいメーカーというイメージです。
    でも確かにデザイン面でもだいぶ良くなってきてると思います。
    日本のメーカーには負けてほしくないですね。
    ますますハッパかけてやってください!

  2. SINGLE MAN より:

    やはり日本では、sedanやcompactcarを購入する層に対しての訴求力が弱すぎるのでしょうね。
    自動車をメカニカルな存在としてでは無く、一商品として見れば、売り手側の対応や販売網の整備とかが選択の要因に重大なウェイトが掛かるでしょうから。
    ドラマやパチンコに日本人の消費傾向があると見たのでしょうかね?(笑)

  3. lucky より:

    いつも拝見させて頂いています。
    韓国側から見れば、日本は既に市場が縮小し、魅力が無いからではありませんか?
    しかも日本人はキムチは食べるけど、韓国製品を格下に見る癖があります。とくに車は、トヨタからスズキ、ミツオカまで優れたメーカーが揃ってます。撤退は仕方ないでしょう。数年後弱い日本のメーカーを買収して戻って来るかもしれませんよ?
    韓国メーカーの輸出は増えてるので、昔の日本メーカーと同じように思います。

  4. ぱんだねこ より:

    こんばんは。
    現代は結構な意気込みで、日本にやってきたというか、バスやトラックまで売ってやるぞ!というノリだったと思うので、少しびっくりです。でも、ソナタもいつしか在庫販売になっていたし、予兆はあったのですね。
    正確に調べたことはないのですが、日本はそもそも車がかなり安いです。地方なら学生でもバイトをしながらトヨタ車が買えてしまいます。損か特かは不明ながらカローラにも残価設定ローンがあります。
    そもそも、ガイシャ=ブランド物という考えのある日本では「安くするから買え」というのはダメなのでしょう。
    しかし、私は現代の新車ディーラーをまだ1件しか見たことがありません。それも地元の中古車店が兼業していました。他の外車法人から見れば「ホントに売る気があったのだろうか」と思うかもしれません。
    ※話題はそれますが、エコカー補助金が届きました。13年超の廃車アリ、7/29申請、11/30入金、4ヶ月でした。

  5. GAMERA より:

    こんちわーすっ。
    現代さん、残念ですね。
    LPGのタクシー車両(大阪では結構走ってます)や
    高速バス(ウィラートラベルがかなりの台数を運行中)では
    結構良い車だと思ったんですが、一般市場では厳しかったんですかね・・・。でもi10なんか結構しかっりしてそうで
    個人的には興味がありました。
    でも実際にi10クラスを購入するにしても、フィットやビッツ、デミオなんかと比較したら、厳しいですね 現時点では。しかし国沢さんのおっしゃる通り、現在の韓国メーカーを舐めてかかると痛い目みますよ。
    もっと頑張れ日本のメーカー、特にホンダよ アコードエアロデッキを最新技術で開発し直してくれい!!!

  6. ゴン より:

    日本は日本車文化の土壌があるから現代なんて…って発想ですが、海外の100%を輸入に頼ってるような国だと安ければ脅威ですよね。
    そういう国だと燃費なんてレベルまでいってないですから。
    携帯も中国品質がだいぶメジャーになってきたし、車も一度メジャーになれば日本以外では現代の指名買いも出てくるかも知れませんね。

  7. simo より:

    最近、数年ぶりに愛知県から故郷の沖縄に帰ってきて、「ヒュンダイi30」が(殆どはレンタカー)異常に多いのビックリしてしまいましたが、今回のヒュンダイジャパンの乗用車販売撤退で、かつてGMのサターンが日本市場から撤退した直後に沖縄でレンタカーとして大量に活躍していた様に(因みに沖縄には、元々、サターンのディーラーは有りませんでしたのでメンテナンス等は当時GM傘下で有った、地元のいすゞ販社が担当していました。)今回も同様に売れ残ったヒュンダイ車が沖縄に大量にやってきそうな予感がしてしまいます。

  8. 佐野 より:

    二年ほど前まで韓国に出張を繰り返していました、現地での移動はレンタカーを使用していました。
    当然現代車(ソナタが中心)に乗るわけですが、これがかなりの酷さでしたね。まず真っ直ぐ走らない、
    絶えず当て舵をしていないと駄目、左右の舵角が違う(右と左でハンドルを回す量が違う)
    極めつけはエンジンブレーキが利かない、利き辛い(ATのプログラム?)
    でも一番怖かったのは高速でのエンストです、最初は巡航中に発生して路肩に停車、二度目はソウル近郊で
    前方が渋滞しているのを見てブレーキを踏んだ瞬間でした、この時は流石にオカマ事故を覚悟しました。
    大手のレンタカーですのでそれなりの整備はしていると思うのですが、この有様でした。
    案内役の韓国人に聞くとこれは当たり前の事だそうです、エンストなどはリコール対象ではないのか?の問いに
    韓国では現代自の力が強く、政府の指導は期待できないから消費者は泣き寝入りだそうです。
    幾らデザインが良くて新車時の評価が良くても、わずか3、4万キロでこのヤレ方はちょっと酷いと思いました。
    トヨタが韓国で秋に販売を開始したカムリは人気で納車が3ヶ月待ちだそうです、現代自の酷い商売を見れば
    当然かもしれませんね。

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