画期的な技術か?

昨日付けの日本経済新聞によれば、荏原製作所はガソリンの原価と同じくらいのコストでアルコールを作る技術にメドを付けたそうな。

記事を読むと木くずやビールを作った後の絞りかすなどが、数時間でアルコールになると伝えている。今まで何回か紹介してきた通り、アルコールの製造原価はサトウキビを安価かつ豊富に清算出来るブラジルなどでガソリンと同等(ここにきて高騰中)。

しかしアルコールの原料となるサトウキビやトウモロコシなどが高価な日本では、とうてい採算ベースにゃ乗らない。というか遠くない将来、人間の食糧事情だって悪くなる可能性大。人間を含む生物とカニバらない(競合しない、という意味)材料を見つけないと植物由来アルコール燃料の実用化は厳しい。

そんなこんなで様々な企業や施設で本来捨てたり燃やしたりする植物を使ってアルコールを生産しようとしている。すでに「イーシャンテン」くらいのレベルに達している企業が少なくないそうな。

もし荏原製作所が「リーチ!」くらいのレベルに到達しているなら、10年もすればフル稼働に入る可能性大。その生産プラントを植物の育成に適している国に輸出したなら、世界の経済バランスまで変わってしまう。もしかすると戦争を含む想像以上の事態になります。

「リーチ」の後、本当に「上がり!」ことになったら、猛烈に慎重に動かないといけません。とうかそんな事を考えられる時代になってきたのだから興味深い。

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