発展途上国での勝負!

御存知の通り欧米市場は、まともにシェア争いしたら極めて厳しい。どこも真剣勝負をしているからだ。一方、ブリックスと呼ばれる「今後の伸びを大いに期待出来る市場」と、東南アジア地区は、メーカーによって全く”温度”が違う。従来こういった市場で強かったの、日産と三菱自動車です。東南アジア地域に於ける両メーカーの競争力は極めて強かった。しかし両社戦力不足により揃って地盤沈下。変わってトヨタとホンダが急速にシェアを伸ばしている(コンパクトカーについちゃスズキとダイハツが強い)。トヨタもホンダも欧米で厳しい勝負をしながら、ブリックスや東南アジアに戦力を投入出来る余裕を持っていると言うことだろう。一方、この市場は5年もすると欧米と同じくらい重要になることもハッキリしている。といった状況の中、興味深い動きを見せているのが日産。インドに工場を立ち上げるという発表をしたり、中国やロシア市場へも熱心な取り組みを見せ始めた。日産の面白さは「悪路に対する強さ」。ホンダも頑張っているものの、社風なのか悪路(発展途上国の場合、舗装路も十分悪路)を研究していない。トヨタ車などと同じ路面を走ると、明らかに乗り心地良くありません。今のままだと、そう遠くない将来、発展途上国市場でカベに当たると思う。もし悪路に強い日産が出てくれば、相当手強い存在となるに違いない。

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