登録から3年以上経過したVWの7速DSGは「買うな!」ってことらしい

日曜日のサポーター忘年会でけっこう話題にあがったのがVWのDSGトラブル。中古車業者は基本的に7速乾式タイプを扱わないという。年式を考えたら安価ながら、壊れたら必ずモメるそうな。今年8月にリコールがあったけれど、壊れる場所は交換対象になっている「メカトロニクス」と呼ばれる中心部品に限らない。クラッチ本体や制御に起因するトラブルも多数発生してる。

当然ながら中古車オークションに出展されても値は上がらない。VWも中古車の買い支えを行っていないため、流通している7速DSG車の中古車相場は低空飛行中。こうなればリセールバリューだって低くなってしまう。7速DSGのVWとアウディの中古車を買う場合、不動産で言うところのワケあり物件だと思っておくこと。壊れなければラッキー! 壊れたら20~30万円の出費です。

話を聞いて一番「そら酷い!」は今年8月にリコール対象になったDSGの構成部品が壊れ、修理したクルマの事後対応。少なくともVW正規ディーラー以外で作業したら1円も戻ってこないという。VWディーラーで修理した人はいなかったけれど、当然の如く返金されているハズだ(そうじゃなければVWジャパンは顧客なんかどうでもよいということでしょう)。

そもそもアメリカや中国だと10年/16万kmという長い無償保証期間を付けているDSG車を(トラブル多い7速乾式も含む)日本だけ3年でアウツにしてる理由がわからない。いずれにしろVWの信頼性は極めて低いまま。今までVWは輸入車の中で信頼性高かったブランドの一つだったため人気をキープしてきたけれど、もはや決定的に厳しいと思う。他にも魅力的な輸入車は多い。

ちなみにVWの広報部長とベテランが同時に辞めた明確な理由は不明。ただ現在のVWジャパン、レスラー副社長派とシェア社長派(どちらも外国人)の綱引きになっているという。辞めた2人は副社長派であります。内部抗争など顧客からすればどうでもよい。日本だけ保証期間短い販売戦略をキープしようとしているのが社長の方針なら、しばらく日本に於ける販売は回復しないと思う。

参考までに書いておくと、VWゴルフ7は私にとっても大きい反省材料となっている。デビュー直後、けっこう高く評価しましたから。実際、よく整備された広報車の乾式DSGは素晴らしく滑らかでした。アメリカや中国と同じく10年/16万kmの保証を付けていたなら、私がインチキ試乗記事書いて反省する日々を送らず済んだ。VWゴルフ、マニュアルを入れればいいのに~

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