粗悪燃料

「のど元過ぎれば熱さ忘れる」ではないけれど、ここにきて黒くて臭い排気ガスを出すディーゼル車が目立つようになった気がしてならない。本日も秋が瀬周辺で出会ったトラック数台はイマドキ珍しいくらい黒くて臭い排気ガスを出しており、苦々しく思った。

キチンとした軽油を使ったディーゼルなら、西武バスのように黒い排気ガスを大量に出しても臭気は薄い。けれど硫黄分の多い粗悪な違法脱税燃料を使うディーゼルだと、石原知事が悪役に仕立てた一昔前のような臭くて人体に極めて有害な排気ガスを出す。

最近の軽油や灯油が高価なのは、世界一レベルの高い精製を行い硫黄濃度ほぼゼロとしているからである。重油なら軽油ほど高くない。そいつを使われていたら、いくら新しいディーゼルエンジンだって排気ガスは汚くなってしまう。タイヤ付きの重機なども排気ガスは臭い。

違法燃料は環境問題の元凶であり、脱税でもある。悪いことをする輩の常で、取り締まりを緩めればすぐ悪事を働く。ぜひとも黒い排気ガスを出すディーゼルの燃料チェックを厳格にやって頂きたい。じゃないと正直モノがバカを見ます。

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