終わりへのカウントダウン

ホンダは中国に12万台規模の工場を新設し、スズキも国内の二輪車生産台数を半分にするという。日本でクルマきゃバイクを作り、海外に輸出するというこれまでの収益構造は崩壊しつつあります。それもこれも日本政府が輸出産業を全く守ろうとしないからだ。日本の黒字は加速度的に減っていくだろう。

一方、国内を見ていると、民主党がドンドン自民党化している。短い夢でした。政権を取ることだけ熱心だったのか? 2010年度予算の組み方を見ていると、さすがの私も民主党支持と言えなくなってきた。クルマ関連のマニフェストを次々と反故にしようとしてます。おそらく日本の基本構造は変えられまい。

このまま工場の流失が止まらなければ、我が国の経済は終わる。皆さんホントにそれでいいのか? それとも平和ボケ? 産業の空洞化は経済に深刻なダメージを与えます。日本は新しいことを始めない限り、地盤沈下止まらないでしょう。

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13 Responses to “終わりへのカウントダウン”

  1. ヨネスケ より:

    国産品、すなわち高級品という流れが加速しそうですね。

  2. ロン より:

    民主党には投票していませんが、少しだけ期待はしていたんですが見事に期待はずれになりそうですね。
    最悪です。
    下がって来たとはいえ、未だに支持率が高いのが納得いきません。

  3. SPRING より:

    民主党=自民党旧田中派。
    上記の事を頭の片隅に入れておけば、今回の方針転換も納得。
    日本では、真の意味での政権交代は、起こっていません。未だ自民政治が続いているのです。

  4. FIT より:

    日本国内の人件費水準は世界的に見て高いです。(コスト高)輸出企業にとっては工場海外移転は自然の流れのような気がします。国内の雇用を輸出企業に頼るのなら、正社員の給料の引き下げなどワークシュアリングをしないと雇用は守れません。正社員の人件費コストが下げられないので、非正規社員を採用しコストの低減を図った。当然、同じことやっているのに正規社員との賃金格差が問題化しました。そこで派遣の禁止が決まりました。これからも輸出企業の海外移転は続くでしょう。
    民主党は、日本の安全保障と成長戦略を早急に国民に提示しなければならないと思います。選挙まえに提示すべきものを今でも提示できないのでは政権政党と呼べないのではないでしょうか。
    国沢さんがおっしゃる通り日本の国は大変なとこまで落ちるでしょう。私たちは政治に頼らず、自ら生きる道を模索する時期にきていると思います。

  5. 流出 より:

    これからは生産台数が減った分、国内は高級志向で利益を得るしかない状況ですね。
    ただ、消費者は安価な車を求めている傾向にあり、それを実現するためには海外に工場を移管するしか方法がないのでしょう。その代償に雇用が極端に減っていき、経済に与える影響も大きいかと思います。
    今は安ければ良かろうという風潮が漂っていますが、適正な価格でモノを売らなければ、メーカーは体力を失ってしまいます。

  6. もん より:

    国沢さんの政治センスには自分と非常に近しいものを感じます。
    元々良い展開と悪い展開を想定していましたが悪いほうの展開になってきました。
    変な一幹事長の意見を優先するようじゃ自民党と何も変わりませんね。
    やっぱり真の民主主義を実現する為の過渡的政党と考えるしかないですね。
    また4年待つのみです。
    次までに新しい政党が育つといいのですが。

  7. 既に手遅れ より:

    大企業は悪、金持ちは悪。
    金持ちから金を奪って、
    ろくに納税も出来ない貧乏人に
    ばら撒く。
    会社は海外に出て行くし、
    そりゃ国は滅びますよ。
    中途半端な農家保護と反対運動のおかげで
    FTAが締結できないので、今後の
    工場流出はさらにひどくなるでしょう。
    これは自民党化じゃないです。
    民主党のやり方です。
    民主党(小沢)は自民の資金源つぶしに熱心です。
    国民の生活よりもね。
    そしてマニフェストになく頼みもしない、
    外国人参政権には非常に熱心。
    この内閣、村山、細川以下ですね。
    決断にはかならずどこかが痛むのに
    全員が痛まないなんて不可能な結論を
    求めてさまよい、そして決断できない。
    国益も大事だが地球益も大事、
    日本は日本人だけのものじゃないなんて
    いうことを言っている、まるで現実的
    対応ができない、鳩山首相にはとっとと辞めてもらいたい。

  8. lucky より:

    いつも拝見させて頂いています。
    本当に産業の転換期です、私はアメリカの25年位前に日本が成り下がると思います。当時のアメリカは、特に日本からの車と電化製品の輸入品に押されっぱなしで、当時ニュースで見たのですが、アメリカ人が日本製のラジカセや車をハンマーで叩き壊す映像を見て不快な気持ちを思いだしました。その後、トヨタやパナソニックなどが工場の建設をしてます。
    今の民主党は、産業は出来る限り海外で二酸化炭素も海外で?、国内はショッピングと老人の介護!と夢の無い子供の親にお金を!?でしょうか?
    また、ちょっと頑張ってるのは、沖縄の基地問題、マスコミの最近の報道に無いので、お知らせします、移転費用全て日本の負担です。グアムのアメリカ軍人の住宅も全て日本の負担です。
    日本はアメリカの植民地ではありません!、国の思いやり予算も都道府県の米軍の予算も市町村の米軍の予算もいい加減、おかしなもんです。
    見方を変えれば、中国に気を使っている様にも思いますが??いかがなもんでしょう。
    日本の産業で素晴らしいのは、原子力発電所の技術と車を含めた環境技術と思ってます。海外に出ても大丈夫でしょう。
    国内は、家庭用の風力と太陽光発電のテコ入れですかね。
    数年後、日本の生産が弱くなり為替が円安になった時に、工場が無いかもしれません。これは確かに不安です。

  9. バゴーン より:

    工場の流出については、人件費を抑えるだけではどうにもなりません。
    国沢さんは「フレキシブルな雇用」と以前の記事に書かれていましたが、地方でハローワークに行くと、正社員で月13万円前後の募集しか出てません。税金や社会保険を控除すると手取りは10万円ギリギリです。これ以上削れば、生活保護と変わらなくなってしまいます。
    そのため、雇用者・被用者ともに「一時しのぎのアルバイト」という意識しかなく、負の意味でのフレキシブルが生じています。
    あと国沢さんの言う「輸出産業の保護政策」とは、どのようなものを考えているのでしょうか?行き過ぎれば、現在の日本農業のようになりはしないでしょうか?

  10. ぱんだねこ より:

    こんにちは。
    今までも国内メーカーの生産は、輸出に頼っていましたし、海外生産もアメリカが主力でしたが、それが中国になったのねという感じです。自動車業界にいる私としてはつらくなるのでしょうが、さほど驚かないです。中国へ主力を移そうという話は10年位前からあって、今に始まったことではないです。
    世界の工場になるといわれてだいぶ経ちます。家電もそうでしたし「今度は俺の番か」と思います。
    でも、政府が輸出産業を守る方法なんて、何かあるんでしょうか?

  11. 松田 より:

    民主党にも有能な議員が沢山いると思うのですが
    小沢さんがトップにいる時点で誰がいようが何の意味も持たない感があります。
    鳩山さんの代わりにASIMOを首相にしても大きな違いはないと思います。

  12. 吸気圧縮膨張排気 より:

    国沢さんのブログで政治の議論になるとは思ってもいませんでしたが…ちょっとだけ
    私は良いか悪いかは別にして、「変化」を求めて民主党に投票しました。
    結果的には少し後悔する事になってますが…
    しかし世の中そんなものですよね…自分で行動する事以外は思い通りになりはしません。
    いや…自分の行動すら思い通りにならず歯痒い思いをしておりますが(苦笑)
    政治もそうですが、企業側の体質にも問題がある様に感じます。
    利益優先で海外進出するのも結構ですが、国内や地元への影響も考えて行動しないと、いずれ足元が崩れ、身を持ち崩しはしないでしょうか?
    足場の日本や地元が崩れたら、本社ごと海外に出て行くつもりなんでしょうか?
    内需を冷え込ませ、国内では商売にならないから、海外で作ったモノを海外で売る…それじゃ日本は豊かになりはしないでしょう。
    大企業である程影響力も大きいのですから、もう少し責任を感じて欲しいものです。
    ちょっとと言いつつ長くなりまして申し訳ありません。
    失礼しました。

  13. ワタナベ より:

    私はもう少し様子見です。
    年末になるのか年始になるのか(苦笑)分かりませんが
    予算案が正式にあがってきたら
    中身についていろいろ批判を加えたいと思います。
    今は毎日いろんな方針が出てきて
    どうなるのかさっぱり分かりませんから。
    新聞の報道も全く当てになりません。
    子ども手当に所得制限かけるといって
    同じ日に800万と書く新聞と
    2000万と書く新聞があるという
    ありさまですからね。
    ある意味達観しているのは
    何をしようが大局的には既に手遅れだと感じていて
    民主党という選択は「駄目もと」だったという
    心理もあるのかもしれません。
    私のような人間も
    多少はいるんじゃないかなと思います。
    いずれにしろ、もう少し様子見です。

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