自動ブレーキの任意保険割引始まる!

今年から任意保険の『ASV割引』(自動ブレーキ)が始まっている。優れた性能の自動ブレーキなら、前方で発生する事故を80%以上防げる効能持つ。前後左右の監視機能も持つフル装備車であれば90%程度の事故を回避出来ることだろう。となれば任意保険料は大幅な割引が期待出来るかと期待したのだけれど、あにはからんや。何と一律でたった9%の割引だった。

ダイハツの25km/hまでしか止まれない自動ブレーキも、アルファードの夜間の歩行者まで対応可能な世界最高性能の自動ブレーキも、品の無い表現方法で失礼ながら「クソミソ一緒!」という酷い評価である。100歩譲ってダイハツのなんちゃって自動ブレーキだって飛び出し抑制機能が付くため半分にはなると思う。事故半分なのに9%なんて酷い。保険会社ボロもうけ。

監督官庁はなんでこんな緩い対応を見過ごすのだろうか? せっかくJNCAPをやっているのだから、自動ブレーキの性能別に3ランクくらいの割引レートを作り、最高性能は半額くらいにしてやればいい。でなければ割引無しでいいから、損保会社から自動ブレーキ付き加入車の台数分だけ上納させる。複数年を考えたら性能差で1台あたり3/6/10万円くらい取れるだろう。

そいつを自動ブレーキ付きのクルマを買った時の補助金にしてやれば、さらに普及していく。高齢者の自動ブレーキについての補助金も創設し、75歳以上は免許証の条件としてに「ASV付きに限る」とすればよかろう。いずれにしろ自動ブレーキによる事故削減効果は確実に出る。事故が減り保険料金の支払いが減るのだから、上手なシステムを構築して普及を図るべきだ。

ちなみに現在所有しているクルマがASV付きなら、ぜひ保険会社に相談のこと。対応車種や割引対象年数(普通車は登録から3年まで)の制限もあるため、自分で乗っているクルマが対象になっていたら保険料は割引になる。

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