自動ブレーキ付き車で事故の責任は?

7月11日にアップしたCX-5の事故の件で「ドライバーを処罰するのはおかしい」と書いた。若干誤解を招きそうなので、丁寧に紹介したい。少しばかり大きなテーマを含んでます。今後、自動ブレーキに代表される「クルマが運転のサポートをしてくれるシステム」は急速に普及していく。

その際の事故で問題になるの、クルマが悪いか人が悪いか、だ。私は人に責任を持たせるべきだと思う。安全デバイスはハンドリングで言うところの「限界特性」の延長線にあると考えます。基本的にドライバーが全ての運行を管理した上で、最後に救ってくれる可能性を持たせているだけ。

じゃないと100%確実に稼働しない限り、自動車メーカーだって「付けない方が良い」になってしまう。汚い言葉で表現すると「乱暴者のケツを拭く道具じゃねぇ!」ということでございます。進化や普及のためにも、進化や普及のためにも事故が起きたらクルマに対して免責にすべきだ。

だったらCX-5の事故も運転者の責任でいいじゃないか、と思うかもしれない。今回の件、ドライバーは全く知識を持っていない。そもそも30km/h以上の速度域だと稼働すらせずノーブレーキになる、ということを、運転者ばかりか助手席の営業マンも知らなかったろう。ドライバーは避けられぬ。

アブナイと思ったらブレーキ踏めばいじゃないか、と思う人もいるかもしれないが、こういったデモの時は「ブレーキを踏まないでください」と言われる。おそらく警察の取り調べ時の誘導尋問で「アブナイと思いましたがブレーキを踏みませんでした」なんて調書になったんだと予想します。

つまり過失でなく「言われた通りにやった」結果、事故になったワケ。意思もなくミスもないのに「7年以下の禁固または懲役。100万円以下の罰金」となる自動車運転過失傷害は酷すぎる。繰り返す。安全デバイス付きのクルマでの一般的な事故はドライバーの過失で良いと考えます。


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