自動ブレーキ割引

日本の公的な安全評価はヨーロッパのパクりだからして、当然の如く自動ブレーキ(ヨーロッパでは自律自動ブレーキと呼ばれる)もテストするようになると思ってました。ということで2014年4月から自律自動ブレーキの性能比較を行うそうな。当然の如く評価方法も100%同じでございます。

停止した車両に向け、自律自動ブレーキで止まるかどうかの判定をするというもの(10km/hから始め5km/h刻み)。下のリンクはイギリスで行われた自律自動ブレーキのテスト結果。同じことを日本でもやりましょう、ということだ。評価の実施は大いに好ましい。自動車メーカーにカツを入れられます。

pdfファイルの6P目からデータ

何度も書いてきた通り、自動車メーカー任せになっている実情は食品偽装より酷い。レーザーセンサーをレーダーと称して宣伝しているメーカーだってあるくらいだ。もちろん31km/h以上になると稼働しなくなってしまうタイプも、50km/h以上から止まるタイプと同列に扱われているのだった。

・注 最近ヨーロッパではレーザーを『LIDAR』と表記するのが一般的だからレーダーでいいでしょ、ムチャなコトを言うメーカー関係者もいる。ヨーロッパだとレーダーは『RADER』で綴りが違う(当然ながら方向のライトと光のライトと同じく発音だって違う)。誰も異なったシステムだと解ります。

国交省もそのあたりの状況を好ましく思っていない。評価は完全停止の他、これまたヨーロッパで行われている「20km/hで走行中のクルマにノーブレーキで接近した時の性能」もチェックするという。いずれにしろレーザーしか使っていない簡易型は、圧倒的に低い評価になることだろう。

例えばヴェゼルの自律自動ブレーキは軽自動車などと同じレーザーの簡易型。ステレオカメラやレーダー使ったシステムと比べたら話にならない性能しか無し。といった状況をキチンとユーザーに伝えるのは本来メディアの仕事なんだけど、皆さん自動車メーカーに遠慮して書かないです。

興味深いのは「自律自動ブレーキで死亡事故が10%減る」と国交省が公言していること。任意保険の割引問題の際「データ無いので安くすることはできない」。と金融庁が言っていたのだった。私は国交省の見解に100%同意する。自律自動ブレーキ付きのクルマは任意保険の割引を行うべきだ。


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