自動車が好き

被災地のことを考えると明るい気持ちになりにくい。ただ避難所に消防車や動物の絵本を持っていった際、試しに「自動車の本もありますけどいかがですか?」とベストカーを出してみたら、意外や意外。どこでも「嬉しいですね〜」。やはり辛い時でも自分の好きな分野の本を読めば少しは気分転換になるんだろう。

私自身、クルマ関係の厳しい話は「もう十分かな」という感じ。もちろん「そんな甘い考えぢゃいかんぞ!」と
いう叱咤激励はドンドン続けていくつもりなれど、すでに厳しい状況にあることなど書かなくたって解ってる。おそらく全てのメーカーが創業以来最悪の事態を迎えていると考えます。自動車雑誌業界も含む。

ということで「元気になる話」や「前向きな情報」を大募集したいと思います。地震後に読者諸兄が聞いた「良い話」「凄かった話」などあったら、ぜひともコメントの書き込みをして頂くか、私のコッソリとメール下さい。出所が解らないよう紹介します。あまり話題にならない部品メーカーの頑張り具合など私も知りたいと思う。

国沢光宏へのメール

5月に入ったら少しづつ動き出すのもいい。何を隠そう本来なら今週末はタイでドリフト競技に出場するハズだった。今年の2月にタイのショップから「出てみませんか?」と誘われたのであります。けれど
地震あったため「ごめんなさい」の連絡を入れた次第。すると「当然ですね。出られるようになったらいつでもどうぞ」。

避難所に深夜でも見られるTVがあり、F1マレーシアGPの放送を流したら、きっと見る人は少なくないと思う。「楽しみ」が無ければ人間というもの元気など出ない。かといって、あまりに状況にそぐわない話題もオタンコです。どんな話題をどうやってお伝えしたらいいのか、私らにとって大きなテーマだと考える。

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7 Responses to “自動車が好き”

  1. アミーゴ5号 より:

    えーっ、ばかばかしい小話をひとつ〜。
    かみさんとの会話です。
    かみさん「うちのスカイラインってハイオクだよね」
    私「そうだよ」
    かみさん「でも、しょっちゅうレギュラー入れてるでしょ?」
    私「はぁ?長男が生まれて引っ越した、15年前の物入りの頃だけだよ。」
    かみさん「ほら、地震の後、うちの近所でもガソリンがない時があったでしょ?」
    私「あったねえ。」
    かみさん「その時、ハイオク車にレギュラーを入れた知り合いがいるの。クルマが壊れないかとスゴく心配していたから、旦那はいっつもレギュラーだよって言ったのね。そしたら、クルマが壊れるからやめた方がいいよって言われたけど、ホント?!」
    私「(▼皿▼)Ψあのなぁ〜」
    かみさん「みんな心配してくれたよ〜」
    私「パワーとフィーリングは多少落ちるけど、ちゃんとエンジンが制御してくれるから、滅多なことじゃ壊れるないの!」
    かみさん「それでもお父さん、高いハイオク入れてるんだ。へぇ〜、感心感心〜」
    私「(ノ-_-)ノあほたれ〜」

  2. NR500 より:

    自動車は簡単には作れませんが
    ただ処分されるだけのガレキやスクラップの中から
    幼児向けの手押し車とかリヤカーとか人力車とか
    器用な人ならステアリング機能付の足こぎ四輪車とか作れそうな気がしますが駄目ですかね?
    そこにあるモノから工夫して智恵を使ってなにかを作り上げる喜びと達成感は子供にも大人にもかなりプラスになると思うんですけど…
    国沢さんの問いかけの趣意からずれたコメントですみません

  3. コスモス より:

    お久しぶりです。
    ただいま私は自動車免許取得中です。早く取得できるからと福島の自校に合宿で通っていました。
    しかし、3月11日の地震によって中止となり、幸いにも地震の翌日には自宅に帰ることができました。そして今は地元の自校に転校して通っています。
    地震のときは学科を聞いていたのですが、その後は何事も無かったかのように路上教習をしました。緊急車両が通り、バイクが逆走してきたりで大変でした。
    海から離れている訳でもありませんでしたが津波は幸い到達しませんでした。
    土地勘が無いので路上に出ている時は海が近いことが分かりませんでしたが、自宅に戻ってきて地図を見てゾッとしました。
    無事に帰宅できたことに感謝しています。

  4. 針谷光一 より:

    国沢さんの心情は察します。
    以下、明日の一歩に寄与出来れば幸です。
    英国フィナンシャルタイムズ
    『日本はこの大災害に対し尊敬すべき忍耐力で立ち向かっている』
    CNN TV
    『これほどの状況の中、商店などへの略奪行為はショックを受けるほど皆無だ。なぜ日本人はこれほどの惨事のなかで、暴動も略奪もなく冷静沈着に行動出来るのか?』
    ウォールストリートジャーナル
    『ハイチや中国四川の大地震とは、信じられないくらい対照的だ。日本のパワーは近代国家の実績として記憶に留めなくてはならない』
    世界中から援助が届けられています。そんな中、極貧国といわれる以下の国々からも援助が来ていると知っている日本人は少ないと思います。
    パキスタン
    アフガニスタン
    スリランカ
    などです。それらの国々はこう言ってます。
    『我々はこれまで日本か多額の援助を頂いた、それに報いるべく、今の我々に出来る精一杯の支援でです。日本の国力からすれば少ないですが?』
    今やらねばならない事は、行動あるのみ。と思います。

  5. 真鍋清 より:

    「震災と車」つながりで、1980年代半ばのレバノンの内戦たけなわの時期、建物という建物が倒壊した首都ベイルートの中心街を1970年代を代表する傑作車・プジョー504セダンが軽快な足取りで走り抜けていく姿が見受けられ、その典雅なピニンファリナデザインのまろやかなスタイルの中には本当の意味での「強い芯」が秘められている印象を感じ取りました。またここではメルセデスのW123型ミディアムが元気に走っており、内戦を潜り抜けて近年でも自家用/タクシーを問わず現役バリバリだそうです。そして1970-80年代初頭のアメリカ車ビュイック各種(GM)もまたしかり―。
    そんなW123型メルセデスやビュイックのけなげな活躍ぶりはそのまま小生の心の支えとなり、いざという時に「ここでめげてはならない」と思わせる原動力となっております。事実、1990年代前半のバブル崩壊期にわが国の就職戦線が崩壊し、小生も例に漏れず苦労しましたがそんな中「体調と脳みそを整え、免疫力をアップすべく」これらレバノン内戦の中のメルセデスやプジョー、ビュイック群を思い浮かべつつ緑茶や乳製品、野菜に豆腐を「気狂いのように」摂取しまくり、肉体的にも精神的にも耐性が向上したと自認しております(苦笑)。
    さて、この他には1979-1980年にTVで見たポルポト政権下カンボジアの内戦に関するドキュメンタリー番組の映像で、廃墟と化したプノンペンの中心街を物資輸送のトラック(三菱ふそうが多かった)に混じって一台のC230型日産ローレル(三代目)が走り行く姿が見受けられ、その角型ボディに角型四灯ライトのデザインがプノンペンの街の殺伐とした空気に一筋のオリエンタルな味わいをもたらしていると感じたものです(※このローレルは、国連関係者が周囲諸国で入手し、当地に持ち込んだ個体であることが判明)。
    内戦と車、震災と車…..逆境の中で走り続ける車の姿は普段の日常生活の空気の中で見るそれよりも遥かに生きた「機械の鼓動」とそれゆえのドラマにあふれているのではないでしょうか。

  6. 那須与一 より:

    ちょっと筋違いかもしれませんが、逆に今回の震災で「買って本当に良かった〜」「こんなクルマなら絶対欲しい!」と明確なクルマへ対する夢が出て来ました。
    以前もコメントさせて頂きましたが、それは現在開発中の三菱PX-Mievこと、次期アウトランダーPHV!!
    また巨大な地震が起きました。停電だ!クルマ外部電源ソケットからの電気が。そしてナビ内臓のラジオ、TVなどの情報収集。道路が陥没、浸水、走れる状況でなくとも三菱4WD!津波に追いかけられるような状況の緊急退避走行でもランエボより高性能な新型S-AWC。沢山の被災者に遭遇してもエマージェンシーシートで7名乗車可能。
    広いラゲッジスペースには常に非常食、水、布団、防寒、様々なアウトドアグッズが備蓄しているので家屋が無くなっても、放射能で避難でも当面生活可能な居住空間。自転車も入るスペースなら自動車で移動が出来ない場所でも安心。
    災害が落ち着いても、給油所ではガソリン大渋滞。しかもずっとガソリンが来ない。そんな時、発揮するのがEVモード。10.15で50㎞だとプリウスPHVと同じになってしまうので、せめてJC08で50㎞走れるPHVでは世界最高の航続距離にして欲しいです。
    以上はいざという時の使い方ですが、走りだってEVの楽しさに加えて、新型S-AWC搭載、アウトランダー譲りのパドルシフトによるスポーツ走行可能。かつ都会でも見晴らしの良いSUVであるし、終末のアウトドアでも楽しいクルマ。もちろんEVの便利さはビジネスでも個人にも恩恵大。
    今回、東電騒動でEVの普及に歯止めが?という意見もありますが、ガソリンパニックを体験した私にとっては、これからEVの時代としか思えないのです。東電を頼りにしなくとも、発電機やソーラーなどでで自分で電気を作ることが出来ます。化石燃料は、ただただ中東頼りです。だからやはりEVがいいとしか思えないのです。
    三菱さんにはアイミーブのように販売のタイミングを逃して欲しくないので、開発を頑張ってもらいたいです。多少高くなってもEVの航続距離は200㎞は欲しいです。となれば、10年、10万キロは乗れますから(笑)

  7. hikaremono より:

    3月11日大地震の時、車を運転中でした。
    船を運転しているかのように左右に揺られ、まっすぐ進めず、緊急停車。
    揺れがおさまって・・・実はこのとき郵便局へ行く必要があったので、車の中だったのですが、自宅兼仕事場を出て500mほど、郵便局まではあと1kmほど。
    なぜか、自宅に戻らず郵便局へ。。。
    もちろん郵便局はパニック状態で仕事にならず。
    町内の状態を観察するように帰宅。
    自宅、仕事場も散乱状態でしたが、どうして私は郵便局なんて行っちゃんタンでしょうね???
    頭の片隅にダイジョブカナ?ってサインが出ちゃってたんでかな?
    アホな旦那でした・・・

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