袖ケ浦の全日本EVレース、リーフe+の代打は竹岡圭さんでございます!

8月24日(土)に袖ヶ浦フォレストレースウェイで行われた全日本EVレースは国沢師匠がWRCドイツ参戦のため、女性自動車ジャーナリストの竹岡圭さんに代役をお願いしました。

●予選
早朝に雨が降ったものの、実質ドライ路面となった予選はいつものようにレースに向けバッテリー温度をなるべく上げないため、計測1周で戻ってもらうというお願いで走ってもらいました。順位は3台のテスラ、ジャガーIペイス、改造86、今回からリーフe+でエントリーの西島選手のなどがいる中8位と、はじめて乗ってもらったクルマなのとEVレースは予選の重要度がそれほどではないのを考えれば文句なしのポジションです。

喜多見チューンのリーフe+に関しても、「前後のスタビリティが高くて、すごく安心して楽しく乗れるいいクルマですねえ」と竹岡さんは非常に好印象。また今回から投入したブリッドのフルバケットシート+6点式シートベルトもサーキット走行にはホールド性(国沢号の最大横Gは今回の袖ヶ浦フォレストで1.2Gとのこと!)とクルマの動きの分かりやすさという両面の向上で大きく貢献してくれました。

●予選後
予選後はいつものように充電です。今回は喜多見さんが来て下さったこともあり、バッテリー温度をなるべく上げないためのバッテリー冷却用のスポットクーラーを用意いただいたのに加え、シートも竹岡さんのドライビングポジションに調整してもらえ、万全の体制です。

決勝の1時間ほど前にはほぼ満充電になっており、この後はアスファルトの照り返しを受けないよう日陰になるピットに移動。おかげでバッテリー温度はメーターの中央でスタートできました。

●決勝
今夏のピークは過ぎたものの気温30度の晴天というEVには厳しい条件で決勝はスタート。竹岡さんは早い段階で今回のターゲットとなった同じリーフe+を駆る西島選手に追いつき、バンパーtoバンパー状態に。久々の参戦ながら手ごわい西島選手相手にギャラリーも熱くさせるバトルを17周レース(≒40km)の9周目まで展開。しかし10周目あたりから後述するコメントにあるようにバッテリーの温度マネージメントも行ったもののセーブモードに入ってしまったためペースダウン。それでも安定した走りで総合5位、クラス2位表彰台を確保してくれました!

●竹岡さんコメント
レース前の想定通り西島選手のリーフe+との一騎打ちの持ち込め、熱いバトルを楽しめました。熱いバトルをし過ぎたせいだったのか、バトル中バッテリー温度を見たらレッドゾーン寸前だったので少しセーブして再び西島選手を追い掛けたのですが、10周を過ぎたあたりからくらいからセーブモードに入り、離されてしまいました。悔しいのは事実ですが、燃えて走れて楽しめたので満足しています。同時に以前に旧型リーフで出た時には雨だったこともありバッテリーの温度と残量のマネージメントも含めて我慢のレースだったのですが、今回はバッテリー残量はまったく気にすることなく(97%でスタートし44%でゴール)、こんなバトルできるくらい短期間でEVが進歩したことに大変驚きました。

今回のレースは竹岡さんのコメントにあるように、EVの大きな進歩が証明できたことが最大の収穫だったのではないでしょうか。

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