認知症対策

認知症の高齢者の事故を防ぐ方法として、識者の多くや警察などは免許制度や罰則などを考えているようだ。しかし認知症(正
確に言えば認知症の初期)の家族からすれば「そんなんじゃダメだ」。そもそも免許を返上したことすら忘れてしまい、軽トラに乗っている人だって少なくない
ですから。

さらに認知症は”まだら”状態で訪れる。正常な時に「お父さんクルマは危ないからやめれば?」と言っても、たいてい納得しな
い。本人は皆さん「まだ大丈夫」と思っているからだ。もちろん、いつかは運転出来なくなる、ということも認識してます。家族からしても、自由を奪いたくな
いだろう。

数少ない対応策が「自動ブレーキまたは、自動スロットル」だと思う。まず1)警察が高齢者に対し安全装置の使用を義務づける。
2)家族は高齢者に装着を説得する。皆さん順法精神に富むので受け入れてくれると考えます。そして自動ブレーキまたは自動スロットル戻しが稼働したら記録
を残す。

エンジン止めたら掛からなくする、というロジックを組んでもいいだろう。同時にドライブレコーダの装着も義務づけ、どういう状況
で発生したのか記録しておく。稼働したら警察に行き、その映像などを見てもらいながら説得する、というのもいいだろう。警察に行くのは面倒なので、そのま
ま諦めるケースもあるかと。

という状況が発生した車両については、暗証番号を入れなければエンジンが掛からないシステムも導入しておけば
良い。その際、なんでこういった状況になったのかを、経過として読めるようなパンフレットや資料としてクルマに搭載しておけばカンペキだ。すぐにでも対応
を始めなければならない。

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One Response to “認知症対策”

  1. くまぞ より:

    いつも興味深く読ませていただいております。おっしゃるとおりの"まだら"状態で判らなくなってしまった方がたいへんそうですね。もしかすると「対応策装置が働いたから」と説明してもなかなか聞き入れてくれないケースがありそうだと想像しました。特にクルマが生活必需品扱いの地域での生活道路ではもしかすると頻発していて、それでいて本人は「うっかり」程度の認識なのかもと素人目に想像させられました。そんななかでも危険な事故になりやすい自動車専用道路や幹線道路でのクリティカルなミスを大事に至らせないように(安く、簡便に)出来ないかと考えさせられました。今やGPS搭載のレーダー探知機くらいは安価に有るように感じますが、同等の技術で逆走検知時くらいは、車内警報や、ランプの明滅、ブレーキやアクセル、ECUへの介入はなんとかならないものでしょうか…(素人目ですいません)

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