謹賀新年。今年もよろしくお願いします!

干支を一回りしたこともあり、これからの人生は「おまけ」だと考えることにしました。今までもあまり「損得&忖度」について考えない行動をしてきたと言われますが、これらと一段と縁の無い日々を過ごそうと思います。時に(正確に書けば毎度)嫌われモノになることも厭わず修行していくつもりです。営業活動超ヘタだったので大きな路線変更するということじゃない?

悲しいかな自動車業界はドンドン世知辛くなってきました。ギョウカイ関係者と話をする度に「新車も出ないし昭和の時代のようなダイナミックさはもう無いね」。その通りだと思う一方「何とかなるかな」という手応えを感じ始めてます。ネットという媒体が発達してきたため、昭和になかったアプローチを選択出来るようになりました。日本人の行動範囲も大きくなった。

年末にコペンのエアバッグが好ましからぬ状況で展開。ダイハツと全く疎遠だったため、昭和のシステムだと対応出来なかったと思う。けれど今やネットで様々な人と繋がっています。後で知ったのですが、予想してなかった規模と速さで物事は動き、状況判明しました。自分自身「変わらぬモノは生き残れない」と書いてきたことを失念していた次第。時代の変遷で新しいツールも育つ。

疎遠なメーカーやインポーターとは前向きの楽しい関係を築けないけれど「安全」や「不具合」出た時の最低防衛ラインを作れる、ということです。安全と不具合は自動車業界にとって最も好ましくない。というか、この2つの”公明正大性”こそ命を運ぶクルマ作りしてる業界のプライドだと思っている。もちろんこういったトラブル、表に出ないウチに対応するのが1番スマートでしょう。

昭和の価値観で昨年を客観的に考えてみたら、まぁまぁだったかもしれません。昭和の時代、WRCに出場出来たのはごく限られた人達。自動車評論家がフォードMスポーツからジュニアWRC用フィエスタR2(1000ccターボ180馬力)を借りWRCドイツに出場するなんて想像すら出来ない。実際、Mスポーツから出場した日本人は初めてらしく、多くの人から「何でそこに?」。

自分自身、Mスポーツのホスピタリティブースでドライバー扱いされているのが信じられないほど。そんな日々が来るとは考えてもいませんでした。加えてR2の走る楽しさときたら筆舌に尽くしがたく、文字通り人生の悦楽です。初日のタイムを見るとTOPに遠いものの大健闘! MスポーツJWRC担当のマネージャーから「戦ってますね!」。日本のレベル、底上げされてます。

MIRAIも進化した。初めて電気自動車レースに出た時は前半こそリーフやi3と対等に走れたが、中盤からヘロヘロ。終盤になるとi-MeVEに負けるほど。昨年の筑波では電気自動車に競り勝ち、テスラや改造した高性能電気自動車の背中も見えるようになってきた。サイドターンだって可能! 22年前に初めて燃料電池車を見た時からすれば、想像出来ないようなことをやってる!

2019年がどんな1年になるか元日時点で全く予想出来ないですけれど(先の見えない人生は物心ついた時から変わらず)、私達の世代の役務は次世代を育てること。厳しく鍛えるより、楽しさを見せたい。個人的には楽しいことと前向きに考えることを好む。ジョーカー引いたりダークサイドに落ちないよう、様々な情報をお届けしていければと思っています。今年もお付き合いください。

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