謹賀新年

今年デビューが予定されているモデルのリストを見ていてウナりました。こらユーザーのニーズと合ってないんじゃなかろうか、と。御存知の通り決して景気よくない。加えてクルマ好きも減少している。なのにメーカーは「燃費や技術面での魅力を持ってるけど安くないモデル」ばかり出してくるのだった。

日本のユーザーの最大公約数は「200万円以下。ある程度のキャビンスペースを持ち、リッター20kmくらい走れ、素直にカッコ良いクルマ」だと思う。なのに出てくるの、支払額で300万円軽く超えるハイブリッドやPHVやディーゼルばかり。お金ある人なら魅力感じるだろうけれど、今の日本じゃ少数派だ。

加えて300万円級の新型車は輸入車が元気だし魅力的である。例えば新型ベンツAクラス。今までの商用車っぽいデザインと決別し、相当スタイリッシュ。299万円というBクラスの価格設定を考えれば300万円を大きく切ってくることは間違いなかろう。ベーシックグレードで285万円くらいを予想する関係者多し。

1,6リッター過給エンジン+自動ブレーキ装置に代表される安全装備満載の新しいボルボV40も魅力満点だ。Aクラスの285万円を超える価格を付けることなど無いため275万円くらいか。さらに秋になれば最高傑作の声が出ているゴルフ7もデビューする。これまたAクラスを大きく下回る価格になること必至。

欧州勢はいずれも燃費を重視しており、日本車に決して負けていない。ゴルフ6などヒーターを使う季節の実用燃費でプリウスにすら迫る。300万円の予算が確保出来た人は輸入車もショッピングリストの上位に入ってくることだろう。クルマ好き世代なら日本車にとって手強すぎるライバルになること間違いなし。

何度も書いてきた通り「道具としてのクルマ」を考えると、乗り出し価格で200万円を切らないと成立しない。200万円なら13年15万km走った時の償却価格+車検や税金、保険で1ヶ月当たり2万円で収まる。日本国内モデルは今後10年くらい、この価格で楽しさや魅力を追求しなければならないワケ。

ということを日本の自動車メーカーはあまり認識していないと思う。クルマが好きじゃ無い40歳以下の人も、地方に住んでいれば道具としてのクルマは必要。そういった人達をユーザーターゲットとし、そこから発展させていくことを考えるべきかと。300万円級のクルマだと輸入車に勝てる魅力無くちゃアカンです。

もしも私がピアノを弾けたなら、じゃないけど、出来れば青い空に浮かぶ紙飛行機のように気持ちよ〜く走るクルマを作り、運転に興味の無い世代がハンドル握っても「あれれ? 何だか楽しいぞ」と思わせたい。好みの音楽聞きながらトコトコ走ってる時の快適さって、誰だって共有できるんじゃなかろうか。

・ECOカーアジアは「2013年のECOカー情報


6 Responses to “謹賀新年”

  1. ZOOMMAX より:

    明けましておめでとうございます。
    新車、高いのばっかりですね。以前は新車主義だったのですが、次からはしばらく中古乗り継ごうと考えています。今一番欲しいのは初代アテンザワゴンMT。新しいアテンザはスタイリング魅力的、燃費もバッチリ、ハンドリングも好みですが、高い&ホイールデッカイよ!!燃費良くてもスタッドレス購入で家の財務省からブーイング出るでしょ(レガシィBL GTでもそうだったんだから)。今回のアテンザは十分魅力的ですが、自分の中で最もビビビっときたのは初代でした。RUSH見ながら毎日興奮してたのを覚えています(何で23Sスポーツ3年で売っちゃったかな〜、自分のバカ)。マツダの中古車は別格で安いんだぜぇ〜、スカイデミオを嫁に渡してウッシッシ。「税金高いしハイオクでしょ!!」って言われて無理だろうな。でもトンネル事故&国沢さんのラリーの件でインプレッサ、というかスバル=安全のイメージ付いてるらしく「次はエクシーガ良いんじゃない?」と言ってるのが意外ですが。。。トータルコスト考えれば多少燃費悪くても中古有りだと思うんだけどなぁ。
    初代CX-5マイチェンでキャパシタ回生追加、価格据え置きなら新車考えるかな。マツダはマイチェンで価格UP、割安グレード整理する傾向があるから心配だが。業績が上向いてきたから余計。
    今年も面白い、悪いところもしっかり書く今まで通りのレポートをよろしくお願い致します。

  2. つよくま より:

    毎回楽しく拝読させていただいております。世の中の流れを的確に感じて私達に教えてくださるので、いつも参考にさせていただいております。今年も毎日拝読させていただきます。

  3. 小林 英弘 より:

    明けましておめでとうございます。今朝は冷えましたね〜。
    最近登場した新車はどれも高いですね。ハイテク安全装備など一昔前にはなかった装備&機能が価格上昇の原因かも知れませんが、やっぱり高いですよね。軽自動車から高級車まで、一昔前より押し並べて三割増し位の価格に感じます。
    私は中古車に全く抵抗がないので(←新車で買ったのはフィット君だけ)、ディーラーで新車を見てときめいても価格を見るとつい「これだけ出せば程度良好の○○が買える」と思ってしまいます。貧乏性でしょうか?(笑)。
    メーカーの皆様、よろしくお願い致します(笑)。

  4. オロネロ より:

    明けましておめでとうございます。
    まったくもって言われている通りです。
    私のような中流層の下の方(笑)の者にとっては、200万は一つのハードルです。
    300出せるなら確実に輸入車にします。
    燃費や使い勝手は安いので十分です。
    それ以上のものを望むのであれば、デザインやブランド等を求めますので。
    今の日本車に足りない物・・・決定的にデザインセンスですね。
    安っぽいのも駄目です。
    多少高くなっても、かけるべきコストはしっかりかけて欲しい物です(今だと安全装備とかでしょうか)
    安っぽいのに高いマーチや、ラティオ(安全装備も手抜き)なんかは論外です。
    為替や今後のモノ作り、雇用や景気、日本ブランド等のことを見据えて、もっと国内生産を増やして欲しいところです。

  5. 真鍋清 より:

    新型マツダアテンザのディーゼル人気、何よりシャーシーダイナミクスに清き一票!
    初期受注7300台!を記録した同車の人気が末永く続いてトヨタを慌てさせたらガラパゴス日本への風穴が着実にこじ開けられ始めたことの証左と言えよう。
    同社のCX-5のCOTY受賞といい、この国にも良質なものを見分ける審美眼が未だ生きていたことが立証されたものと思いたい。
    一方、新型クラウンの凸型フロントマスク、?ですね。同じグロテスク路線でもレクサスLS/GSより遥かに素直なのは不幸中の幸いとは言え、あれを以て本気で「マーケットの若返り」と考えているのだとすればトヨタの混迷未だ癒えずと言わざるを得ません―ダウンサイジングターボの不在といい。
    全体としてこれら中大型車分野から徐々に芽を見せ始めている日本メーカー逆襲のシナリオだが、N-ONE他新世代軽の叡智には見るべきものがある反面、新型カローラの不甲斐なさに代表されるように我が国業界が「失われた20年」に蓄積した負の遺産が如何に莫大で、ある意味生活習慣病(的なもの)と化しているかが浮き絞りにされ、今後の予断は許されなかろう。

  6. 20代 より:

    去年はローン組むと少額でもべらぼうな金利を取られるということと、購入して二年もすると査定額が購入費の半額程度になるということを学ばせて頂きました。
    ボーナスもでなかったし、外車なんて夢のまた夢です(泣)

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