豊田章男さんにヤラレタ!

TV東京のカンブリア宮殿に登場した豊田章男さんがとってもとっても良かった。「自社の商品に乗らないでどうしますか?」という自らヴィッツを運転するシーンのセリフからして「その通りですね!」と思う。ハンドルを握らない自動車メーカーの社長の立場が全くありません。

と視聴者に感じさせちゃうけど、私が知る限りホンダの伊東さんも青山の本社から和光まで1人でバイクに乗っていったりするし、日産の志賀さんだって自分のエルグランドを運転して家族と出かける。ディアマンテのチーフエンジニアだった三菱自動車の相川さんなんかも運転しそう。

未だに「本当に車両のトラブルだったのか?」と言われている2009年のアメリカでの暴走事故に続くトヨタの品質問題は厳しかったものの、リーマンショックや大地震、タイの洪水、超円高を乗り越えたのだって全てのメーカー同じ状況。ホンダなんか技術的に遅れていたのを挽回した。

といった点からすれば直近の好業績はトヨタだけに限ったことじゃないのだけれど、章男さんのキャラクターが全てオイシイところを持って行く。TVを見た人の多くは「この人の会社の製品なら安心して買える」と感じたことだろう。実際、クルマという商品の方向性を変えようとしてます。

現実を見れば自動ブレーキ技術などで大きく遅れをとっているんだけれど、章男さんは夢や将来を語る。未だに効率を最優先したり、ライバルを設定したクルマ作りをするメーカーが多い中、トヨタは自分で目標を設定しているのだった。私ですら「日本のクルマ作りを変えてくれる」と期待してる。

繰り返す。カンブリア宮殿で紹介されていた、自らクルマを運転したり、連続した危機を乗り越えたり、たくさんの部品メーカーと一緒にクルマ作りをするという点についちゃ他のメーカーも同じ。されど章男さんのクルマという乗り物に対する姿勢は明らかに他のメーカーのTOPと違う。

こういった人が出てくると自動車業界全体の流れも変わっていく。もちろん他のメーカーのTOPに自ら競技に出なきゃダメだと言ってるんじゃないです。どこのメーカーにもたくさんいる「クルマに対して夢を持っている社員」と、たまにはジックリ話をしたらいいと考えます。


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