超危険な仮ナンバーの裸シャシはもはや許容出来ない

先日杉並区内の青梅街道を走っていたら、下のような仮ナンバーのトラックに出くわした。もちろんこの手のトラック、何度も見ているが、歩行者や自転車、バイクなど多数走っている都心部で見ると「こんな状態で走っていいの?」と思う。いろんな意味で危険のカタマリです。

仮ナンバーならどんな状態でも公道走れるの? そもそもフェンダー付いていない。フェンダー無しのクルマは公道での走行が認められず。だからこそ「見る方向によっちゃホンの少しだけタイヤはみ出す」ようなケースですら、樹脂のフェンダーを装備しなくちゃならない。

タイヤがはみ出していると接触しただけで大きなダメージを与えるし、巻き込み事故を防止すべく前輪と後輪の間に装備されるサイドガードは保安基準により装備を義務づけている。こいつも付いていないから、巻き込まれたら即座に後輪で踏みつぶされてしまう。

もっと恐ろしいのは追突してしまった時だ。『突入防止装置』無いためトラックが先行車に追突するなど急停止したら、裸のシャシの後端に突っ込む。ブレーキ掛けたノーズダイブ状態だと、ボンネットは下に潜り込み、シャシ後端が窓ガラス部分を直撃することになる。考えただけで怖い。

突入防止装置

シャシ状態での回送なんか禁止にしろ、とは言わない。せめて法規をクリア出来るよう回送用のサイドガードと突入防止装置くらい付けてくれないだろうか? 改めて仮ナンバーの条件を読むと、車検が取れる車両となっている。本来なら写真の状態だと走れないはず。

警察がみないフリしているだけなのだった。100歩譲ってムカシは黙認されていたかもしれない。されど時代によって許容度が変わっていく。もはや危険だらけの裸シャシの法規的に許されない仮ナンバー走行は許容の範疇を超えていると思うが皆さんいかがだろう。

それとも悲惨な事故が起きるまで放置か?

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