足を引っ張る役所

我が国の役人はたくさん給料を取っている割に、進化の足を引っ張りたがる。自動車分野についても、規制や縄張り争いで様々なハードルが設けられ網も張られてます。私のネットを読んでいるクルマ通なら「ホントかね」と疑う人はいないと思う。なんせ一昔前までドアミラーを認可せず、暴走族が顔を出すから、とサンルーフもダメ出し。つい最近まで280馬力縛りもしていたのだ。ちなみに輸入車についちゃ全部OKだったのが役人らしくて笑える。閑話休題。今回お役人サマは有り難きことに微弱レーダー用の電波を自動車のために割り振って下さった。今まで認可してくださっていた周波数だと、クルマのように大きな物体した認識出来なかったのだ。一方、メーカーは何とか事故防止のため人も感知したいと考え、軍需レベルの技術である赤外線などまで使うという涙ぐましい努力まで行っている。新しい周波数のレーダー波なら人間の大きさまで認識可能。つまり今までよりずっと低いコストで安全な装備を作れるようになるのだ。もちろんメーカーは、これまで「ぜひ使わせて下さいませ」とお願いしていた周波数帯。「役人が高い給料を取っているのはいいです。仕事しないでくれると嬉しい」というのが先端技術を研究している人達の率直な意見であります。もちろん素晴らしい役人もたくさんいるけれど『悪貨は良貨を駆逐する』のかもしれません。

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