連休明けはガソリン価格が大きく下がる、と予想します

連休明けはガソリン相場が下がる、と予想しておく。今回の連休、直前にイラン原油輸入禁止措置などニュース流れたため、連休とガソリン価格値上がりの因果関係はないと皆さん考えたかもしれない。しかし! 連休明けが近づくや、天候不順などにより予想外にガソリン消費量少ないという状況になっているそうな。一方、スタンドは大量に仕入れてました。

これを何とか減らしたいところ。イラン原油輸入禁止についちゃ当初からあまり心配しなくたってよい問題です。というのもイランは原油産出量を、ほとんど落としていない。つまりどこかに”少し安く”売っているワケです(調べれば解る通り中国がイラン産原油最大の輸入国)。安く買った国はイラン産以外の原油を買わなくなるため、そこで他の産地の原油が余る。

また、こういったタイミングで原油増産を行う国もあるため、全体的な供給量は全く問題無し。長い説明になったが、そんなこんなで原油供給量を見るとダブつき気味になってきた。イラン原油禁輸措置拡大で上がった相場も、もはや下がり気味である。そもそも日本の場合、省エネルギー策が効いて原油消費量は1994年より30%(8000万kリットル)も減った!

まだアメリカ産のシェールガスやシェールオイルの本格的な輸入は始まっていないし、東日本大地震でたくさんの原発が止まったままなのに、原油輸入量を見ると順調に減ってます。原油精製施設のキャパシティも1960年代の高度成長期並になった。今や我が国は世界の中でも原油価格が社会に与える影響度という点でヒジョウに強くなったと思ってよい。

ということで連休中にガソリン入れるなら使う量だけどうぞ。

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