違う場所で渋滞?

首都高値上げの理由になっている新区間が開通した。首都高は20%も渋滞が緩和すると言っているけれど、果たして本当か? ちなみに新区間と合流する4号線(中央道方面)は、新宿付近を先頭に発生する慢性的な下り線の渋滞に悩まされていた。5号線からの流入車増加で一段と激しくなるんじゃないかと心配だ。同じく池袋あたりを先頭に慢性的に渋滞してる5号線の下りも、今までより酷くなる可能性大。何のことはない。単に渋滞する場所が変わるだけなんじゃないかと。ちなみに首都高の渋滞って、クルマの流れを阻害するような設計になっているジャンクションによって発生してます。そろそろ愚かな設計者を使うのをやめたらどうか。愚かと言えば高速道路も同じ。例えば何で「登坂車線」なんか作るのだろう? 動力&運動性能の低いクルマに車線変更を要求しても、使わないでしょ。「追い越し車線」を作ったらいい。首都高も高速道路会社もせっかく民間企業になったのだから、コネや縁故で物事を進めるは止めるべき。興味深いことに首都高速の値上げ、40年後も通行料金は今と同じだということを前提としているから驚く。クマやタヌキしか通らない高速道路を造るときは「年々通行する車両は増えていく」という前提で強引に予算を通す一方、返済計画となるや「40年後も物価が変わらない」。この愚かさ加減、早稲田大学商学学術員教授という立派な肩書きのセンセを座長としている『首都高の料金に関する懇談会』じゃ全く指摘されていないから不思議。というか”有識者”と言われる8人も雁首並べる懇談会のメンバー全員が、40年後も物価は同じだと考えているのだろうか?「能力のある人」を起用すべきでしょう。

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