電気自動車助成金決まらず

未だに2012年度の電気自動車購入助成金が決まっていない。昨年もどうなるかと危ぶまれていたけれど、多少の減額あった
ものの継続(最大100万円になった)。リーフやi-MiEV、そしてプリウスPHVを購入する人の強力な援護射撃となっている。私も助成金無ければリー
フは購入したなかっただろう。

どうやら日産もトヨタも1月上旬時点くらいまでは「2012年度の助成金が出る」と判断していた様子。その
時期、両社の開発担当者と話をする機会あったけれど、揃って心配していなかったです。しかし! 1月中旬になって雲行きが怪しくなってきた感じ。まず
ディーラーで「出ない可能性ある」と説明するようになった。

以後、3月いっぱいに納車出来ない車種の受注は事実上停止状態。現時点で再開
のメドが経っていないという。ここにきて「助成金が出るとしても100%電気自動車でないプリウスPHVは対象じゃなくなる」というウワサも流れているら
しい。この情報、現状では根拠無し。「未だ決まっていない」という点のみ事実です。

ただ現実問題として電気自動車の助成金無しだと販売は
厳しい。プリウスPHVだってプリウスの45万円高なら買う人だっているだろうが、90万円高じゃイッキに少なくなる。リーフやi-MiEVも買う人など
いなくなるだろう。もし仮に2012年度の助成金が無くなったらどうか? おそらくプリウスPHVはお手上げ。

電池の調達価格が安くなっ
てきた日産は、2013年度の動きを見た上で(2013年度に再開されたらヤヤこしい)チカラワザの値下げに出るかもしれない。いや、2013年度のこと
など考えず「モハヤコレマデ!」になるかもしれない。日産だって近い将来に助成金が無くなることくらい想定しているでしょうから。

さて。
なぜ2012年度の助成金は決まらないのか? 根本的に我が国の財政が切迫しているからに他ならない。加えて今まで電気自動車は政府/官庁の原発推進派に
よって支えられてきた。余ってしまう夜間の電力の使い先として極めて有望だったからだ。ここにきてその勢力も大いに怪しい。

客観的に見る
と2012年度は火力発電所しか稼働しなくなるため、助成金を出してまで電気自動車を普及させる意味など完全に消えた。火力発電所で作った電力でリーフを
走らせた時に排出する二酸化炭素と、リッター20km走るECOカーの1kmあたりの二酸化炭素排出量はイーブンですから。

・ECOカーアジアは「プリウスキラーになるか? VWのHV

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12 Responses to “電気自動車助成金決まらず”

  1. tonpochi より:

    電力会社が発電した電力を充電源とするEVでは、環境に優しいと言い難いものになってしまいました。かといって現状では原発の再稼働は多くの国民のコンセンサスを得られません。
    斯くなる上は、EVに太陽光パネルを取り付けて自ら充電できるようにするのが一番ではないでしょうか?
    私の勤務先には太陽光パネルがあり、時々刻々と変化する発電量をデジタルサイネージで見ることができます。夏場は最大1KW/㎡、今(冬)は0.3KW/㎡くらいです。
    2㎡のパネルを取り付ければ、夏場ではかなり充電できるのではないでしょうか。
    更に、理論的には変換効率が上がると太陽光パネルの発電量は将来、今の3倍以上発電が可能と言われています。そうなればEVは環境にやさしいと言えるのではないでしょうか。
    あと急速充電器ですが、使用量が逼迫している昼の電力を使用するのは賢くありません。であれば、急速充電器のエネルギー源を電線から取るのではなく製鐵所等の水素を利用した燃料電池を使用するというのも1案です。
    コストはかかりますが、環境のことエネルギー事情を考えると一考の余地があるかと思います。

  2. ちいすけ より:

    勘違いされている様ですが補助金の対象期間は、
    車両登録日が平成23年4月1日〜平成24年2月29日であること
    であり、3月納車では補助金が出ません。
    H23クリーンエネルギー自動車等導入費補助事業のご案内
    http://www.cev-pc.or.jp/CEV/index.html

  3. 白木 晴幸 より:

    VWジェッタHV、価格次第ではプリウス完敗の可能性ありますね。
    VWのダウンサイジングシステムは信頼できるモノになっていますのでこれだけでも低燃費化に貢献しているので更にHVシステムまで追加されたらもう…。
    それと7速DSGも見逃せません。これはまだ日本が持っていない技術ですが、ハッキリ言えばCVTよりこれの方がずっと高効率で耐久性も高いです。
    この様に小さなことの積み重ねがやがて大きな差になってドンドン追いつけなくなります。日本の技術者よ、ガンバレ!!

  4. 白木 晴幸 より:

    追記:7速GSDと書いてしまったと思いますが、正しくは7速DSGの誤りですので訂正いたします。
    それとプリウスのシステムにCVTが使われていない事も追加しておきますので誤解しないで下さい。

  5. さね より:

    どうなってゆくんですかね電気自動車? まだまだ国のエネルギー政策が訳わからない状態が続くようなら普及は難しい気がします。地方では車は生活必需品ですが、やはりまだまだ電気自動車は高いし… いっそのこと金持ち相手にバッテリーを積みまくって後続距離を伸ばしたり、ヒーターも特別にコストかけまくってガンガン聞くようにして、デザインのカッコイイ高級車にして、政治家の先生方には公用車らしいデザインのハイヤーにしたりしたらどうでしょう?非常事態にも対応できる防弾ガラスや重層鋼仕様で。急速充電機や充電機もインフラが整いそうだし。無理か…

  6. 小林 英弘 より:

    リンク先のエコカーアジアのお話に関してですが…VWジェッタのスペック、凄いですね! ターボエンジンだけでリッター100馬力超えてますし、モーターの馬力も強力だし、ブレーキの回生性能も「複雑&緻密で他社が到底マネ出来ない」と言われたトヨタ式!、となれば完璧じゃないですか! しかもボディは保守的な層にも受け入れられやすい万人受けするセダンボディ。これじゃ「プリウスキラー」どころか「ALL日本車キラー」になっちゃいまよ!?
    VWの肩を持つ訳ではありませんが、あの「DSG」とかいうトランスミッションはとにかく素晴らしいです! 正式には「機械式2ペダルMT」と言うのでしょうか? あのトランスミッションのクルマを試乗すると「AT」というモノに対する価値観がひっくり返されます! とにかくスムーズ! 「よく分かんないけど加速したい時にキッチリ加速してくれて、後は黙ってても最適なギアをお利口に選んで省燃費走行してくれる、すっごく賢いトランスミッション!」というのが私の感想です! 日本車エコカー勢、大丈夫でしょうか…。
    PS:デトロイトショーに出てた新型シビックのアキュラ版のアキュラI○○(←すみません忘れました(笑))が個人的にすっごく気になってます! とにかくカッコイイ! 100%無理だけど日本でも売って欲しい!

  7. tm256 より:

    処分する場所すら決まってない死の灰をばら撒く核発電とセットにされるくらいなら、EVなんて要らないです。
    日産や三菱自工が本気で電動車両を普及させるつもりがあるのなら、脱原発を宣言して再生可能エネルギー由来の分散電源の大量普及を政府に働きかける位の誠意を見せて欲しい。
    再エネがまだ高いと言うなら、当面はガス・コージェネでも良い。ホンダも太陽光発電やガスコージェネのエコウィルとかの事業も持ってますし。
    昨年の東電原発事故以降、EV/PHVの普及は安全でクリーンなエネルギーの供給とセットにしなければダメだと真剣に考えています。

  8. 那須与一 より:

    悲しい話ですね。
    私はEV推進派でした。
    しかもEV・PHV推進県の住人で無料急速充電池が増えてきたところなのに...。
    けど今年の厳寒で遂にEVは諦めました。毎日マイナスの通勤では、シートヒーターだけでは耐えられません。
    走りも魅力なEVですが、ガソリンが200円になってもなかなか費用対効果が出てこない現状では辛いです。
    クオカード欲しさにリーフをまた試乗しました。サイコーなクルマです。高級車ですね。補助金入れて300万だけど航続距離が200㎞以内のEVでは、田舎の旅行は無理なのでこれも諦めました。
    教授やケンイチにギャラを払うぐらいなら、日産の値下げに期待しています。イメージ戦略なのでしょうか。
    トヨタって先見の明があるのか?政府の情報をいち早く掴んでいるのか?EVに力を入れなかった理由がわかります。けど、プリウスPHVは差額50万以内に抑えなきゃ!

  9. 阪神ファン より:

    電気自動車。
    政府側からすれば、「投資効果なし」という判断でしょうか・・・。
    トヨタが早い段階で初代プリウスを販売したように、国としての将来像が描けていれば投資(助成金)するでしょうけど、それを打ち切るとは・・・。
    二酸化炭素を減らすことだけが目的なら、排気量規制するとか、燃費15キロ以下は販売禁止とか、方法はあると思います。(少し乱暴ですが)
    個人的には、エネルギー不安が正確であるならば電気自動車への助成金は継続してほしいと思います。
    ところで、仮に電気自動車の普及が進んでいくと製造業の構造が、がらりとかわりそうですね。

  10. 白木 晴幸 より:

    電気自動車の購入補助金が無くなるのは、早い話は東京電力の寄付金の追加が無くなったからでしょう。
    東京電力も今は〝原発事故の後始末と保障問題で購入補助金まで手が回らない〟というコトにしないと国民に納得して貰えないと考えた?
    どこまでも己の保身の事しか考えていない連中ですね。挙句の果てに電気料金の値上げまで考えています。どこまで〝国民に尻拭い〟をさせれば気が済むのかと腹立たしくなります。

  11. 605 より:

    政府による「日本はエネルギー資源に乏しい国」というデマを信じてはいけません。
    石油を製造する藻「オーランチオキトリウム」が東北で実験が始まったことは以前書きましたが、別のがあと2つあります。
    1.九州大学による「風レンズ風車」は従来の3倍の発電効率だそうです。
    2.大きく報道されましたが今月から愛知県沖で「メタンハイドレート」の(海中では世界初)試掘が始まります。日本海側のほうが採取も簡単なんですが(海底表面に露出しているので)、利権・既得権でがんじがらめの経産省ではなかなかスピーディにはいかないようです。
    これらに急いで大規模投資すればエネルギー問題も財政問題も一気に解決するのですが、利権に縛られた政府はあまり大きく知られたくないようです。かといって何もしていないとの批判を避けるため細々とこなしているようです。

  12. G35X より:

    エネルギー、二酸化炭素と深刻な問題の話題が多い中でここで一服。冬寒い電気自動車の暖房として下記はいかがでしょう。二酸化炭素中立ですwww:

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