高齢のタクシードライバー急死。平均年齢は60歳に近づく

千葉県の浦安市でタクシードライバーが運転中に死亡。早朝だったことや乗客の対応も適切だったため大きな事故にならなかったものの、通学時間帯の横断歩道などに突っ込んでいたら危険だった。今やタクシードライバーの平均年齢は全国平均でも57,6歳に達しており(出展/ドライバーズワークホーム)、驚くべきことに高知県のタクシードライバーの平均年齢は64,9歳だという。

70歳代の人もたくさんいる、ということに他ならない。一般的な職業だと仕事を得にくい60歳代であってもタクシー業界なら歓迎される上、必要となる2種免許はタクシー会社で取得させてくれる。そんなことからタクシードライバーになるという高齢者が少なくないそうな。運転中の疾病死は増えることはあっても減らないだろう。

ただちに出来る対応策はドライバーの意識を高めることである。今回の事故も完全に意識を失う前に乗客が「少しおかしい」と感じていたようだ。脳疾患であっても心臓疾患であっても、何の前触れも無く突然意識を失うことはない。たいていの場合、何らかの前兆があると考えて良い。その段階で左に寄りハザードを出すなどの対応マニュアルを決め、乗客にも啓蒙するべきだろう。

現時点では乗客に対する遠慮もあるし、社会的なコンセンサスも出来ていない。タクシードライバーが気軽に「具合悪いので止まります」と言いにくい状況。警察や国交省などが主導し、早急に対応策を練るべきだ。その上で、一定の年齢になったら脳ドックや本格的な心臓の検診を義務づけることも重要だと考える。タクシードライバーの高齢化対策は待ったなしになった。

その上で、高齢ドライバーから運転支援装置の義務づけを始めたい。現在実用化されている『スバル・アイサイト3』や『日産プロパイロット』のような運転支援装置が付いていれば、乗客が異変を察知して緊急ボタン押すだけで安全に停止させることも可能(乗客の誤操作やイタズラは運転席に解除ボタンに付けるだけで解決できる)。

アイサイト3やプロパイロットなら自動ブレーキ機能も付いているし、標準装備すれば数万円で済む。また、ドライバーの顔や視線の判定を行うカメラを一つ付けておけば(すでに居眠り防止装置として装備されている車種もある)、異常行動を検出して警告を出したり自動停止させることも出来る。警察と国交省は早急に有効な高齢者対策をすすめて欲しい。


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