86Xのタイヤにニンマリ

フィンランドラリーのスーパーSSで突如デビューした86X(4WDの86)は、新城ラリーでも多いに話題となっていた。激写していく自動車メディア多数。どうやら皆さんトヨタWRC復帰と関連づけたいらしい。まぁ詳しい情報はベストカー11月10日号をお楽しみに。

ベストカーのレポートに書き忘れちゃった(もはや締め切り後で間に合わず)のがタイヤでございます。これ、私も実車を見るまで知らなかったのだけれど『DMACK』というブランドを履いていた。WRCのプライベーターなどが使っているイギリスのタイヤ屋さんだ。

正確に表現すればイギリスに本社を持ち、工場は中国。したがって86Xが履いていたラリータイヤも中国製である。ここまで読んで「なるほど!」と思う人は、達人揃いの私のWebの読者でも少ないかもしれない。つまり性能を重視した高価なタイヤじゃないのだ。

皆さん86Xのことを「開発コストを掛けた凄いクルマ」だと思っているらしい。新城ラリーでの86Xの扱いを見てると、腫れ物に触るがの如し。多田さんすら「乗れないですよ~」と言ってました。トヨタ関係の人まで宝石のように考えているようなのだ。

ところが前述の通り履いてる靴はナイキやアディダスの競技用スペシャルじゃなく、アウトレットで売ってる気軽に履けるランニングシューズのレベル。もちろん製造コストまで知ってるGAZOOは全て解ってます。だからこそ「運転トレーニング車両」と言ってるワケ。

というあたりを考えながらベストカー次号を読んで頂ければ深く納得出来ると思う。素直でとても楽しいクルマに仕上がっているようだから、文字通り運転トレーニングのため10台くらい作り社内のテストドライバーの4WDベンチマーク用として使ったらいいです。

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