CX-5の補助金続き

2月16日のTOPでCX-5のディーゼル車の補助金について紹介したけれど、私自身、混乱してました。詳細が判明したので、改めて紹介します。以前も書いた通りCX-5のディーゼル仕様は『クリーンディーゼル補助金』の交付対象になっており、購入すると18万円の補助金を受けられる。

ただ平成24年度のクリーンディーゼル補助金については決定しておらず、決まるとしても3月31日になるだろうと言われてます。ここからが本題。ECOカー補助金(10万円)と受けると、クリーンディーゼル補助金を貰うことが出来ないのだった。また、ガソリン仕様のCX-5もECOカー補助金は受けられる。

つまり補助金の差は実質的に8万円ということです。いや、クリーンディーゼル補助金が決まったら、という前提。今買うとディーゼルの優位性無し。ガソリンとディーゼルの価格差、まんま38万円ということになる。マツダにとっても想定外だったことだろう。38万円という価格差、燃料コストの差じゃ吸収しきれない?

計算してみよう。ガソリンの燃費を10km/L。ディーゼル13km/Lとする。
走行1万kmあたりの燃料代は14万円。一方、ディーゼルだと9万2千円。4万8千円差。38万円をカバーしようとすれば約8万km。走行距離の長い使い方だと十分ペイ出来ます。エクストレイルだと厳しいけれどCX-5ならイケます。

ディーゼルの納期は4月以降らしい。CX-5の購入を考えていて、クリーンディーゼル補助金の決定待ちならディーラーで購入条件を相談してみたらどうだろうか? もしクリーンディーゼル補助金が決まらない場合、実質的に8万円の値引きになる条件を出してもらえばいい。マツダだって売る気満々かと。

・ECOカーアジアは「超小型タービン発電機

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3 Responses to “CX-5の補助金続き”

  1. さね より:

    いろいろコストパフォーマンスをガソリン車と比べると、クリーンディーゼル車の普及は難しいような気もしますが、CXー5は全て新しいしスカイアクティブATが最初からあるし燃費とトルクが凄いので、ハイブリッドのようにクリーンなイメージを作れたら値段高くても売れると思います。そうなってほしいです。だからマツダは宣伝だけは訳わからないズームズームや走りを強調せず、クリーンで燃費のよい新しい時代のパワーユニットを強調してほしいです。ちなみに安くなるなら1・6リッターあたりのスカイDでも十分な気もしますが個人的に。にしてもフルスカイアクティブガソリン車はあんまり実燃費は期待されてないし、話題にもたまり上がらないですね… 本当に一度ジャンルは違いますがゴルフやインプレッサ、アクセラなどとできればインプレッサとCXー5ガソリン、ディーゼルともに4WDのグレードで実燃費を知りたいです4WDシステムも詳しく、先生機会があればよろしくお願いします。勝てないのか!? 勝てないとシャシーや変速機はいいけど、スカイアクティブエンジンの高効率の意味や存在価値が…勝ってエンジン、ガソリン、ディーゼルの革命的存在であってほしいですけど… 難しいのかな?現時点では…いずれ必ずより進化して凄くなると信じてますけど。

  2. 真鍋清 より:

    クリーンディーゼル補助金。
    相変わらずおためごかしの印象も免れないがこれを足がかりにディーゼルが普及することのきっかけとなれば歓迎だろう。
    一般的には年間2万km以上走る人間でなければディーゼルの価格差分の元を取れない勘定だが、ではハイブリッド車はどうなのか?
    やはり現状ではハイブリッドの方が若干なりとも安上がりとなろう。
    すると我が国では補助金の額がよほど30万円レベルまでならない限りディーゼルは普及ユニットとしてではなく、かつてのツインカムやターボの如き高級/高付加価値ユニットとして生きていくことになるのだろうか。
    小生に言わせればそれはそれでも良いと思う。ディーゼルエンジンのトルク特性・ダッシュ力は従来ガソリン車はもとよりハイブリッド車とも一線を画する性質のもので、新世代の高性能ユニットたりうる資質を持っていることもさることながら、BMWやプジョー/シトロエンを筆頭に欧州車に見られるクリーンディーゼルは殆ど全てが触媒のみでユーロ6を容易にクリアし、つまりは小改造のみで我が国のポスト新長期規制に合格できるポテンシャルを持っているのも否めない。
    かくしてディーゼルがこの国に根を下ろし、確固たる地位を確立できるかはマツダの努力とマーケティングにかかっているのであり、その辺りの重責を考えて新世代のクリーンテクノロジーとパワーエリート性の高度な両立を江湖にアピールしていき、我が国ガラパゴス化の元凶の一端を担う石原都知事に端を発する偏見を打破していくことで大きな社会的責任を果たそう。
    これを契機に、三菱も次世代のランエボとも言うべきディーゼルハイブリッドの高速ツアラーの製品化に弾みが付きそれがスカイラインへのメルセデス系ディーゼルの導入、トヨタのBMWディーゼルをベースとしたハイブリッドの国内投入など「飛び火」的に展開していくならガラパゴス化からの脱出と新たな開花期への鍵となるに違いない―ここからが胸突き八丁であることを肝に銘じるべし!

  3. 那須与一 より:

    国沢先生の費用対効果、いつも購入時には助かります。
    PHVもディーゼルもEVも燃料が安い、燃費がいいとありますが、なんせ本体価格が高い!
    見積もり時、エクストレイルのガソリンとディーゼル、プリウスのHVとPHVを比べるとやはり本体が高い。けど維持費が安そう。
    しかし!国沢さんの記事を見ると一目瞭然です!
    8万キロも10年も正直乗らないので、最新ディーゼルは辛いでしょうね。昔みたいに軽油60円!の時代なら即、買ったでしょうけど、燃費も燃料代も大差ない今の時代だと、まだまだ好事家のみの選択になりそうです。
    けどクルマ好きとしては、ディーゼルは売れて欲しいですね!

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