ECOカー補助終了

9月7日の申請分を持ってECOカー補助金の交付が終了した。これで販売激減となってしまう、という予想を立てているメディアや人は多い。普通に考えればその通りかと。ただ実際の販売現場を見ていると、案外何とかなるんじゃないかと思ったりして。なぜか? 今まで値引きが
案外少なかったからだ。
 
プリウスの場合、ECOカー補助を受けられる期間は基本的に値引きゼロ。国が値引きをしてくれたようなもの。もしディーラーで10万円値引きしてくれるようになれば、ユーザーが支払う金額としちゃ同じになります。プリウス以外のクルマも、ECOカー補助の出ている期間は、それ以前より値引き小。
 
2009年の5月以前の値引きをしてくれたなら、ユーザーはECOカー補助を受けていた時とほとんど変わらない金額でクルマ買えると言うことです。実際、販売奨励金を5万円付けることを決めたメーカーだってある(さすがに25万円の補助を受けられる13年落ち車への対応は難しいです)。
 
ECOカー補助金のトバッチリを受け低迷していた中古車相場も(無理してでも新車を買うワな)、年末に掛けて上昇してくるだろう。すると下取り査定も高くなっていく。5万円値引きしてくれ、5万円下取り査定上がればECOカー補助と同じ10万円。こいつを説明出来る営業マンはクルマを売る。
 
また、ディーラーの販売力やメーカーのブランドイメージの差が明確に出てくると考えます。売れるメーカーやクルマは案外落ちず、逆に売れないメーカーや車種も出てくる、ということ。皆さんキッチリと吟味するようになるだろうから、少しは自動車ヒョウロンカの書いた記事を読んで貰えるようになる?

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3 Responses to “ECOカー補助終了”

  1. kanbutan より:

     しっかり読む様になるでしょう。 本物の評論家とそうでないヒョーロンカが選別されていくのでしょう。フリーの方と専門誌の所属ライターの方の違いはどうなんでしょう。

  2. かず より:

    中古車部門の方々は、
    ほっとしていらっしゃるようですね。
    ( ̄∀ ̄)
    補助金気にせずに、
    本来の車選びに戻りますね〜。(^_^)v
    例えば、SAIやめて
    マークXにして浮いた金額は、ガソリン代にしてFR車を楽しんでみたりとか。

  3. 真鍋清 より:

    次期クラウンのハイブリッドとそれとプラットフォームを共有する次期レクサスISシリーズ、2011-2012年に登場予定のこのトヨタ姉妹はもはやECO減税を当てにできなくなったため、どのように基本性能を煮詰めて登場してくるか実に楽しみです。
    クラウン・ハイブリッドなど乗り方によっては30km/l近く行く一方で、0-100km/h加速はSAIより気持ち速い7sec台後半〜8sec初頭というジャガーXF3.0やメルセデスC250CGI並みの動力性能を両立させれば商品として整合性が取れていると思える上、新たなクラウンファンを顧客層に呼び込むチャンスも生まれるだろう。
    またレクサスIS系もハイブリッドは現行ディーゼルIS220d(※欧州専用車)に代わる新タイプの快速グリーンマシンとして欧州の市場を席捲しているディーゼル勢=メルセデスCクラスからルノー・ラグナまでと真っ向対立させる上、ガソリンのIS250/350系統も平均燃費を11-14km/lまで改善させる上、ともにCO2排出量を200g/km以内(IS250は既に194g/kmとなっており、それを170g/km+まで改善すれば文句なし!)に収めて製品化すればブランド確立に迷ったレクサスに新たな可能性を築くに違いないだろう。
    中でも現行のIS350、欧州の某並行輸入業者のリストに「CO2=290g/km!!!!」とレクサス自身のIS-FやメルセデスS550Lよりも多い数値が掲載されており、まさか記載ミスだろうと思うがいずれにせよアウディS4(225g/km)やポルシェ・パナメーラV6(213g/km)よりもCO2排出量が多いことは確実で、次期型ではメルセデスC350CGI並かそれを下回る数値で欧州輸出仕様を展開してもらいたいです!
    次期クラウンと次期レクサスIS、この二台はエコバブル終焉後の我が国の中大型車部門の動向を占う試金石といえる存在で、それを迎え撃つメルセデス・ベースのエンジンを新搭載したスカイラインからシーマ後継車、ひいては次期型フーガに至る一連の日産勢の攻勢がどのように展開していくか、2010年代の業界から目を離せません!

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