VWとスズキ

スズキがVWに対し「フィアットからエンジンを供給してもらう件は問題ない行動である旨を認めよ、と公表して欲しい」の回答期限は9月30日。しかしスズキによればVWから納得できる回答を得られなかったという。このままドロ沼になってしまうのだろうか? それともたたき合
いのケンカになるのだろうか?

消息筋に聞いた話をまとめると、VWはポルシェの件で相当モメている。さらに「スズキとモメるのは得策じゃ
ないけれど、かといってこのままスズキにケンカ売られて黙っていられない」と思っているそうな。確かにここで終わるとスズキ優勢。VWにとっちゃプライドの問題である。それじゃどうするか?

おそらくスズキに対する「意趣返しをしてご破算とする」という流れだと皆さん言う。VWというメーカーは決してズルくない。むしろカラめ手は好まないと思う。かといって殴られたまま黙っているのも納得できまい。だから「お返し」に何かやってオシマイにしたいのだろう。どんな対応をするのか大いに気になるところ。

それより問題はハンガリー工場の稼働率向上策。オペル・アギーラが抜けてしまうと完全に赤字になることだろう。出来れば昔の仲間であるGMに強力してもらいたいけれど、そうも行くまい。スズキとしちゃVWとのアライアンスで何とかしよ
うと予定していたかと。ことによっちゃ手放すことになると考えます。

・ECOカーアジアは「アクアのスタイル判明

<おすすめ記事>

3 Responses to “VWとスズキ”

  1. アミーゴ5号 より:

    VWは、スズキ株を、値を付けてくれるハゲタカファンドや競合他社に売り抜けたい気分でしょうね。それなら経済合理性に基づいて、極めてビジネスライクに、意趣返しができそうです。
    一方でおそらくスズキは、GM提携時代から、破綻リスクを回避する事項を、提携契約に織り込んでいるのでしょうね。例えば、提携破綻時には、自社株を無条件で買い戻しますよとか。
    株はド素人なので、的はずれかもしれませんが、何らかの安全装置が仕込んであるんだと思います。
    しかし破談というのは、個人の男女関係でも、会社同士でも、国家間でも、親しかった分だけ憎しみに変わるから、見ている方も辛い。
    (+_+)
    でも、プライドが絡んだら、きれいな別れ方はできないんだろうなぁ。

  2. さね より:

    スズキ大変ですね。国内のライバルはイーステクノロジーのミラだしちゃうし。かつて二輪でスズキのを所有してたので、心情的にはスズキ頑張れ! VWと組むこと自体、社風的にハナからあわなかったのかも… あまりにスズキとゆわず、日本車的車作りとドイツ車的車作りって違う価値観のようだし。ここで面白いのは、民族性なのか交通環境なのか、売る市場なのか?よくわかりませんけど、ちょっと前まで、今もかな?欧州車をお手本にしてたのに日本車は最近は違う進化をしてるよーな? 当たり前とゆわれればそれまでなんですけど、ハッキリとちょっと前とは違い内燃機関や変速機のアプローチは明らかに世界的流れからは外れてきてるし、なんとなく遅れてきてるよーな… コストをかけず燃費よくですかね。特に内燃機関は既存のメカを細かく改良に改良で、新しい技術には手をださない。逆にあれだけリーマンショックで打撃受けたはずの、まったく欧州かぶれでなかったアメ車はメカニズム新しいは、次世代技術も進みそう。日本車の優位性もかつてほどでもないようだし。マツダだけは独自な考えとビジョンでやってますけど売れてないよーな?スズキも大変だろうけど、日本車各社大変ですよね。でも、リーマンショック以来なにしてたんだ日本車?他国はすごい早さで進化してる気が… プリウスが売れまくっただけか… 素人から見るとこんな感じです。スズキはどう独自に生きていくんですかね?負けるなスズキ!!ついでマツダも頑張れ!トヨタグループはまあ、どんに安物車作っても大丈夫なんだろな。ある意味本当に凄い。

  3. ケイイチ より:

    失礼いたします。
    スズキ社の社長は知らない、事業の総括が目指す
    ところも解らない。 心理のプロファイリングを
    している訳ではないから不明・・・。
    初代アルトの銀色と座面が紺のシートに座って、
    ELRじゃないベルトを絞め雨の中に走り出す。
    デフロスターが弱い、後部窓に熱線もない・・・
    すぐ曇りはじめ視界が悪い。
    ウォッシャーは手押しゴム、2ストロークの紫煙
    が吹けてバイクの様だ。 細バイアスタイヤって
    柔らかですが接地感が薄すぎますね。
    エンブレムを押して赤いボンネットを開くと・・
    小さなエンジンに分離給油。
    灰皿は先輩の吸い殻で一杯!!、AMラジオには
    ノイズだらけ。   それなりに軽いハンドル?
    ブレーキは信じきれない効き味。
    立派な47万円、自分で払った訳じゃないから。
    フロンテと比較しても・・・今なら絶対!中国製
    と言われたら疑いません。
    しかし、特に悪い部分など気にならない。
    概念や設計思想が劣っているわけじゃないコスト
    と釣り合うバランスがあるクルマ。
    松下幸之助さんの二叉ソケットの如く斬新で奇抜
    な?生活の必需品イメージを叩き込まれた感じ。
    「これでいいのだ」・・、経営陣サイドは戦中派
    きっと贅沢だと思っていたかもしれません。
    そんな気概・・男っぷりが醸し出す論理は、西欧
    から見るとジェントルマン扱いしてくれないかも
    しれませんね。
    VWは強者であり産業構造に於いても異質なんで
    すな。 屋台骨ひとつで世界に対抗しようという
    スズキ魂は、幕末の志士を彷彿とさせる。
    スズキがVWクラスの企業体と提携し、世界展開
    を図る好機になればと期待していましたが残念。
    これが挑戦者と王者の違いなのかというのが正直
    な見解でしょうか。
    共に机を並べて学ぼうという相手ではなかった。
    イニシアチブは絶対渡さない、ライバルではなく
    リーダー(VW)なのだというのです。
    現社長のお人柄を知る国沢先生達ならば、我々の
    曖昧な考察などとは次元が違いますし、経営方針
    どころか今後の対応シミュレートまで済んでおら
    れるでしょうね。
    クルマ好き度はシャシダイ?で計測できない。
    VW社は、戦後ひたすら世界水準に到達し凌駕を
    すべく真摯に取り組むメーカーの手本。
    いまさらながら惜しいですよね、望まない堕胎の
    顛末のように・・・母体と精神まで傷つけあう。
    互いが高めあい高位の企業に成長しあう国際経済
    。 綺麗事なのは認めますが、誰だって綺麗なこ
    とが好きなんですから。
    ドブの水を飲み、副流煙や排気ガスを深呼吸して
    、粥状の血液を循環させ・・腫瘍だらけの肉体を
    誇りあいたいはずはない!。
    譲歩よりは徹底抗戦(太平洋戦争か?)。
    縮小する進出エリア・・・商売(利益)を相乗の
    講和に持ち込める龍馬タイプの辣腕!
    なぜ現代にいないのだ!!。
    嵐の海を静めるシンフォニーのような策を・・・
    お持ちの国沢先生は、勝海舟なのでしょうか。

このページの先頭へ