2019年の国内販売台数を見ると、ホンダとスバル、マツダは2020年も辛そうですね!

昨年12月の販売台数概況が発表された。10月に消費税が10%となったため台数減となると言われていたものの、取得税の廃止などで実質的な増税はほとんど無し。例えばトヨタの12月は対前年比で98,8%と影響でていない。12月の対前年比で厳しい数字を出しているのは、やはり大きな課題を抱えているんだと思う。一番酷かったの、ホンダで64,6%という超厳しい数字。

2019年12月の販売概況

こらもうフィットの販売が延期になった上、従来型フィットの在庫も無くなったためです。ただフィットと関係の無い普通車(3ナンバー車)も61,8%! ホンダの大失策を反映してしまっている。フィットが属す小型車の販売減は仕方ないけれど、普通車についちゃ単に売れないだけです。ホンダの国内販売政策、徹底的にセンスないのかもしれません。

フイット、爆発的に売れるか?

次に悪かったのが対前年比78,9%の日産。20%以上台数減ると、ディーラーでもハッキリ売れなかった感が出てくると思う。ゴーン時代、数字を追求するあまり日本市場に全く投資してこなかったツケ回り全てのモデルが鮮度を失った。今年どれだけ挽回出来るだろうか? 期待の星だったエクストレイルが年内間に合わないらしいと聞き、私はけっこうガッカリ。

そして83%のスバル。スバルも年末にレヴォーグ出るまで打つ手無し! スバルのブランドイメージを引っ張ってきたスポーティモデルも自動ブレーキも、今や埋もれてしまった。国内販売についちゃレクイエムを唱えなくちゃならんか? アメリカで稼ぎ、先日書いた通り国内はスマート農業に投資した方がいいかもしれない。個人的にはマツダより厳しいんじゃないかと思ってます。

次期型レヴォーグ、年末になるらしい

マツダといえば106,4%で伸びた。これを持って「どうよ!」とブラックサタンは威張ると思う。でも考えて欲しい。2018年12月に対し2019年の12月はマツダ3とCX-30という2車種が増えている上、バックオーダーを抱えていたマツダ3のスカイアクティブXが納車となっている。1月も調子良ければいいけれど、前年並みなら次の新型車が出るまで落ちる一方になるだろう。

2019年12月の販売台数から見えてくるのは「2020年はトヨタの一人勝ちになっちゃう!」ということ。クルマ好きからすればトヨタの一人勝ちはあまり好ましく無い。でもトヨタ以外のメーカーのやる気の低さときたらハンパ無いです。ホンダとスバルはアメリカで売れているから社長さん達は危機感ないのだろうか。マツダはブラックサタン軍団に勝てない? 

 

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