F1のMGU-Hって何?

今のF1には「MGU-H」と呼ばれる排熱回収装置がある。詳しい情報は現在発売中のベストカーコラムに書いたけれど、誌面じゃスペースの問題あるため書き切れなかった点あります。そいつを少々。ターボは排気ガスでタービンを回すのだけれど、当然ながら過給する以上のエネルギーを持っている。リリーフバルブで捨てている分など、余った分だ。

普通のターボエンジンは余った分を熱として大気中に放出しちゃう。こいつを使ってタービン回して回収する装置こそMGU-Hなのだ。F1エンジンの排気管から出る排気ガスで発電機を回したらどうか? 正しい数字は不明ながら、下を見て40馬力は出るだろう。このウチ、20馬力を過給に使うから、この状況だと20馬力分を捨てているワケ。

この20馬力分で発電し、モーターで使おうというのがMGU-Hである。レギュレーションによればMGU-Hが作った電気の使用制限は無い。直線で20馬力発電できれば、その電力で駆動モーター駆動し加速に使って良い。つまりF1の立ち上がり加速はエンジン+搭載しているバッテリーで駆動するモーター+余った排気ガスで作った電気ということになる。

ホンダのパワーユニットは回生の発電能力もMGU-Hの発電能力も低い。だからこそ直線でシステム出力を出せずブチ抜かれてしまう。アロンソが「GP2のエンジンか!」と嘆くの、よ~く解ります。という状況の中、鈴鹿を終わっても大きな動きは出ていない。むしろ「2台揃って完走したのは素晴らしい!」という評価なのだろうか。

 


コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ