VWの不正問題全く収まらず

VW関連の新しい情報をいくつか。まずガソリンエンジン車の燃費誇大表示だけれど(メディアでは二酸化炭素排出量偽装などと呼ばれているが、燃費を実際より良く表示していたということ)、1,4リッター4気筒の気筒休止が対象になっているという。ゴルフなどに搭載され日本に入っているユニットと違うそうな。ハイブリッド用かもしれません。

アメリカ当局が指摘しているアウディやポルシェなどに搭載されている3リッターV6の不正ソフトは、VWの主張だと暖気用だという。御存知の通り触媒は暖まるまで十分な機能を発揮しない。暖まる間のみ稼働するソフトを組み込んでいたようなのだ。VW側からすれば違法性無いと思っているらしいが、販売を休止。アメリカ当局が厳しく評価している模様。

東京モーターショーの会場にVW本社の電装品の幹部が来ており、納得いくまで状況を聞いてみた。ある程度予想してたことながらディーゼルの不正ソフトを作ったのは3~4名。話を聞いた人に極めて近い人であり、現在は捜査関係者にしか話をしない状況だという。意外なことにソフトの内容も掴み切れていないのだとか。極めて巧妙なソフトのようだ。

そうらそうだ。優秀なエンジニアだというから簡単に解るようなことなどしない。だからこそアメリカ当局も1年にわたり捜査を続けることになった。結果、アメリカ当局はカンカンになっており、徹底的にVWを追求する姿勢である。VW側も全貌を掴もうとしているが、もう少し掛かりそうな状況。この遅れもアメリカ当局をイライラあっせる原因になっていることだろう。

VWも徐々に情報を出し、対策も行い始めた。昨日はアメリカのディーゼル車ユーザーに対し、500ドルの何にでも使える金券と(ビザカードのプリカ)、ディーラーで使える500ドルの金券、そして3年分の無料路上サービスを付けると発表した。これは対応策が決まっていない間の繋ぎだと思う。最終的に、NOx触媒付きのディーゼル車は全車回収になる可能性大。

欧州での不正対象車のウチ、50万台規模がソフトの書き換えじゃ済まない部品交換を含む大がかりなエンジン改修を必要とするようだ。どの程度の部品交換なのか公表されていないものの、排気ガス処理装置全てという可能性もある。これまた手間と少なからぬ対策費用が掛かることだろう。9月下旬の発覚以後、良い方向のニュースは一つもありません。

また、チーフデザイナーが辞職することを発表しただけでなく、広報部長も辞職するという。チーフデザイナーも広報部長もVWの顔であり、インタビューしたこともある。このあたりの動きを見ても、根っ子は相当深いのかもしれない。いずれにしろ未だ全貌が解らず。不正の内容&対策方法が決まらない限り、VWの底は見えないと思う。

 


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