トヨタ86とスバルBRZのリコール、けっこうタイヘンな作業になります

スバルが86とBRZのエンジンでリコールを出すと言われている。まだ正式な発表無いため詳細は不明。ただ内容はバルブスプリングという報道だ。86もBRZも競技でたくさん使われており、当然ながら限界までブン回す。競技での使い方、酷いです。それでも壊れたという話を聞いたことないので、どういった条件でトラブル出るのか全く解らない。

また、動弁系はアプライドBになるときに若干変更されているため、全ての86/BRZに問題出るのか、それともアプライドAだけなのか、B以降なのかも不明。いずれにしろリコールで交換と言うことになれば、簡単じゃない。水平対向エンジンの場合、エンジンを載せたままだとバルブスプリング交換の作業不可能。もっといえば、4気筒ながらヘッドは2つ。

エンジン降ろし、左右両方のヘッドカバー取り外し、それからカムも取らないとバルブスプリングに辿り着かない。普通のディーラーで作業出来るか? トヨタのディーラーはどうか? 正式に発表になったら調べてみたいが、相当ハードな作業になると思う。今でも基本的にエンジンのOHなど大がかりな整備はエンジン開発部門のある三鷹で行われている。

・追記 作業手順や専用工具の開発など行うことによりエンジン載せたまま作業出来るかもしれません。27日の16時アップの記事で紹介します。

エンジン降ろし、三鷹に運んで作業し、さらにディーラーへ運んで搭載という手順。さらに大きな課題は、使い込まれているエンジンをどうするか、だ。当然ながらシリンダーヘッド回りにはカーボンなど付着していると思う。それをそのままにしておくということは考えにくい。こいつを清掃と言うことになれば、一段と手間が掛かることだろう。

こうなると気になるの、エンジン新品交換とのコスト差です。部品代+工賃+付帯費用次第では新品エンジンの方が安いかも。ヘタに作業してトラブルを起こすことも考えたら、総合的に考えるとリーズナブルかもしれません。もちろんリコール出すかどうかを含め現時点ではハッキリしておらず。すぐ壊れることもないだろうから、しばし情報を待ちたい。

 

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