ドイツのメディアに紹介され始めました(19日)

何回もドイツを含むヨーロッパの道を走っているけれど、改めて奥行きの深さに驚く。下の写真は競技区間と同じ路面。自動車メーカーのテストコースにもこんな路面あるけれど、普通は直線になっており60km/hくらいで通過して乗り心地などチェックします。しかし! この路面が延々と続くのだった。当然ながら限界コーナリングだってするし、速度域も高い。

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レッキ車はRAV5だったけれど、レッキ速度の60km/h以下ですらコーナーで大きな入力受ける度(横G制限無し)、悲鳴を上げる。耐久性で売るトヨタながら、快適性で厳しい。かといってソフトなサスペンションセッティングにしようものなら、アウトバーンでの超高速走行で厳しくなってしまう。はたまた2台すれ違うのがやっとの道ですら制限速度100km/h。

こんな道では5cm単位でのライントレース性が求められる。WRCの競技区間ってその集まりみたいなもの。サーキットでの競技は超レベル高い。といった点からすれば、100m走やマラソンのような華がある。一方、WRCはサッカーだ。速いだけでもダメ。どんな道でも可能な限り走れる能力を 磨かないとアカンです。考えてみればスバルのブランドイメージもWRCで作った。

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こんな激しい道で燃料電池(スタック)を揺さぶっても大丈夫なのか? まぁWRCの道でミライが弱音を吐くのも上等! 生まれたばかりの技術ですから。腕試しの舞台としちゃ最高でございましょう。そんなことを考えながらサービスに戻ったら、移動式水素充填車が稼働を始めていた。早速試してみたいという。されど水素たくさん残ってる。ということで私のミライ君、アウトバーン初体験です。

当然ながら何ら問題なく、180km/h巡航も可能。ちなみに日本人&日本車も海外に出ればその国の法律を守らなければならない。やむを得ず 180km/h巡航してみた次第。1時間ほど走ったら半分になったので、充填開始! 何と! リンデ社の移動式水素充填車でミライに入れる、初めてだという。というか、入らなかったらこの時点でオシマイですけど。

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するとどうよ! 速度こそ遅いが、キチンと入って行く! 嬉しいです! 40分ほどで260気圧から715気圧になりました。心配された温度上昇も想定以下。昼のサービスの時間に満充填出来そう。これでミライを走らせるための全てのパズルが完成。後は私が大タコをしなければいい。それが一番難しいか? ちなみに水素充填は今回最後まで残った課題でした。

当初、水素ステーション使う予定だったのだけれど、350気圧しかないことが判明。それだとコースを走りきれない。この時点で断念しようかと思ったけれど、何か情報持っていないかとトヨタに相談してみたところ「策を探してみます」。これ、6月上旬のこと。やがてドイツに世界で唯一の移動式 水素充填車がある(日本のは簡単に動かせない)ことが判明。ただレンタルは4日間で700万円!

てんでダメでしょ。と思ったら、トヨタがリンデ社と粘り強く交渉したのだろう。車両にステッカー貼ったり、リンデ社のプロモーション活動に使ってもいですよ、という条件で破格の料金にしてくれたのだった。リンデ社は700万円より将来の夢を選んだということでしょう。決まった後も、ドイツの法律に則り避雷針を立てたりするなど、これまた一苦労だったそうな。

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ということで明日はセレモニアルスタートだ。上のリンクの通りドイツのメディアに多く取り上げて頂くなど、予想以上の話題になってます。そんなことからミライもセレモニアルスタートにに上げてくれると言うことになった。しかも1号車の前! こんな順位でWRCのセレモニアルスタートにでられるなんて人生2度とない! クルマ好きとしちゃ最高の栄誉だ。

ミライを育てるなんてエラそうな言ってるけど、冷静になって考えてみたらすでにミライの方が圧倒的な存在感を持ってます。

ドイツのメディアのリンクは下記から

http://der-auto-blogger.de/deutschland-rallye-wird-von-brennstoffzelle-angefuehrt/

http://der-autotester.de/motorsport-premiere-fuer-den-brennstoffzellenantrieb/

http://www.auto-medienportal.net/artikel/detail/32071


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