プリウスという”素晴らしい発明”も育てられない?(25日)

厳しい厳しいフネ修行がやっと終わり、羽田に夜帰着。今回もいろんなことを考えさせられた。いつも感じることながら、やっぱり欧米人って奥行きがあり学ぶべき点が多い。「人を楽しませるホスピタリティ」に始まり「魅力的なハード作り」、さらには「遊びのスケールの大きさ」等々。

日本人じゃ5千人も乗れる300mのフネ作り、毎日朝から晩まで遊んで過ごす日々など”発明”出来ないと思う。はたまた我が国のお祭りは諏訪の御柱祭が最速で、せいぜいダンジリ。馬には乗っていたけれど競馬という文化は育てられなかった。「ラリー」のようなお祭りも生み出せなかったろう。

物作りのレベルの高さでもビジネスセンスでも体力でも日本人は勝てない。実際、世界をコントロールしてるのは白人だったりしますワな。おそらく日本の先達も皆さんそう感じ、彼らに負けない「強さ」を持とうと頑張ってきたんだと思う。私の世代で少しエネルギーが弱くなったか?

残念なことながら日本で生まれた文化や文明は極めて少ない。朝起きて歯を磨いてシャワー浴びて‥‥等々全て欧米の文化。食事もお米は中国伝来。使う食器も箸を含め全て中国の”発明”。パン派のヒトだと西洋です。日本の文化&文明を実感するのってウォシュレットだけかもしれない。

シンガポールのホテルから空港まで久しぶりの先代プリウスだった。後期型だったこともあり乗り心地は「最悪」というレベルじゃなく、改めて良いクルマだと感心しきり。リアシートの居住性はベンツEクラスクライスラー300Cのタクシーに負けていない。燃費は神風タクシーで20km/L。

現行プリウスは狭くなったし、デザインというよりクルマそのものの「存在感」も薄くなってしまった。ボディサイズ自体は大きくなってるのに。マイナーチェンジでクルマのイメージを変えるくらいの大変更を行わないと、先細りになること間違いない。順調に伸びてきたプリウスなのにガラパゴス化した。

そもそもプリウス大好きだった私ですら、現行プリウスを見た際に気持ちがピクリとも動かず。燃費や効率の向上と引き替えに大切なモノを失った。世界規模で厳しい展開になると予想しておく。珍しく日本で生み出した「ハイブリッド」という素晴らしい文明を、なぜ伸ばしていけないのだろうか?

電気自動車や燃料電池車で競技してるのも、日本特産品であるCVTでラリーに出たのも、全て日本が”発明した技術”を盛り上げたいと思っているからです。されど自動車メーカー側は私ほど盛り上がって頂けなかったようだ。数少ない日本の技術なのに‥‥。300mのフネ作って遊ぶ度量が欲しい。

それでもドンキホーテしちゃうのが私のサガ。今年は50年前の小さなクルマでアメリカ大陸を縦断するけれど、彼の地の道楽者達に「日本人も少しは遊ぶじゃないか」と思って貰えたら本望だ。ゴール後、アメリカ人に乗せる予定。コメントか楽しみです。スバル360の開発陣に天国で喜んで頂きたいです。


コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ