あかつき

早起きしてまずは新宿で新型エンジン積むフォレスターの撮影。やっぱしエンジン音が賑やかながら、先日乗った赤っぽいフォレスターより少し静か。調べてみたら、市場からすでに多々指摘されているとのこと。逆にメディアで問題視してるの、私くらいだという。基本的には良いエンジンなんだけど‥‥。

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対策後に試乗してみたい

面白いことに音の出ていないエンジンもあるという。部品のバラつきらしい。決定的な問題ではない模様。何らかの動きがあったらレポートします。エンジン誌でも大井君との対談で指摘したけれど、4ドアWRXのハンドリングは全く納得できない。これまた多くのメディアがスルーしちゃっている。

その足で修善寺のサイクルスポーツセンターへ。乗ったクルマで4ドアWRXのハンドリングの件、大いに納得しました。近々レポートします。往き道、ターンパイクで試乗会をやっていたため、帰りに寄る。夕暮れのターンパイクで存分に楽しませて頂く。今日は久しぶりに(といってもタイで堪能してます)走り三昧っす。

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いやいや楽しい!

帰り道、金星に行った『あかつき』が軌道に乗れなかったというニュース。NHKなんか「税金を使って‥‥」と言ってた。をいをい! ついこないだ『はやぶさ』の成功にバンザイしたろ! 失敗は成功の母だ。250億円の費用が掛かってるというけど、トヨタなんかF1に毎年600億円使って勝てず。

専門家によれば「日本の衛星技術は失敗した時のリカバリー策の多さで世界一」なんだという。だからこそ「はやぶさ」も成果を残した。タヌキが歩く道路や、ほとんど人の通らない橋(阿嘉島の橋は橋梁部分だけで50億円。取り付け道路を含めると70億円以上)を造ることを考えれば250億円は決して高くない。

もちろん「それでもムダ使いだ」という人もいるだろう。こらもう「価値観の違い」というヤツで、説得して何とかなるようなモンじゃありません。昨今の日本は「やめれ!」という人が多くなったから閉塞感が強く漂うようになったんだと思う。確かにナニもしなければお金は使わないですけど。

国がオタンコでJAXAが泣き入れれば応援してやる! と考えていたら、突如私にカンパしてくれた人の気持ちがハッキリ理解出来ました。やっぱり人間たるもの「夢を追いたい」。というか、それを失ったらツマらんです。読者の皆さんからの「夢を追え!」という激励、本当にありがとうございました。

前向きの人の力がまとまれば、我が国もまだまだイケると思う。私もパワー出そうだ。いかんいかん!

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4 Responses to “あかつき”

  1. nobu より:

    その通りです。
    国沢さんに、夢を託しました。
    色んな意味で、応援しております。
    出来れば、意見を戦わせたいです。
    自分は言葉がきつく、暴言とか多い人間ですが。
    ファンであるからこそ、意見の相違の部分を重視し意見を戦わせたいです。
    今後とも、頑張って下さい。

  2. なおちん より:

    ベストカーで毎号記事を拝見している主婦です。
    いつも楽しみにしてます。国沢さんのリポートは、まるで自分が対象のクルマに乗っているかのような気分にさせてくれます。
    沢山乗って、沢山書いてください!
    寒いですが、お体に気をつけて(^o^)

  3. 真鍋清 より:

    スバルのフラット4もレガシイ以来、世代を重ねるごとに(三代目レガシイ以後の等間隔爆発のマフラー採用と相まって)ドコドコドッ♪〜という水平対向節が抑えられ、良い意味で万人向けの粒子の細かい軽妙な音に変わっていったと思います。
    そして84×90mm(奇しくも往年のフィアット・クロマ用DOHC4気筒1995ccと一致!)の2.0L新開発ボクサー4がフォレスターに搭載されて登場しましたが、ロングストロークならではの低速の粘りとフラット4特有の回転の速さを武器にインプレッサの改良型に積まれることを心待ちにしております。
    それにしても今思えば初期のスバル製フラット4はドスのきいたビートを奏でていたことを思い出します。各車各様の個性を打ち出していた1970年代前半までの国産車の中でもレオーネやFF-1のエンジン音は一目で見分けがついたものです。
    事実小生、♪ゴゴゴゴ ギギーン!♪(重い金属音)、「あ、セリカ1600GTだ、1600ccのツインカムだ」、♪グルルル グウオーン!♪、「スカイライン2000GTだ!」、♪シューン、グルルシュウオーン!♪(高周波の6気筒の音)、「トヨタ・クラウンだ!」、♪ポロロロ パオーン!♪、「スズキフロンテが来た、2ストローク3気筒だ」、♪グルンクックック グガグガギギーン♪、「ダイハツフェローマックスだ」、♪キュルルル プリリーン♪(高周波のヘリカルギアの混ざった音)、「日産チェリー!」、♪ガタガタトルルルサラサラディーン♪、「カローラだ」、♪ゴゴゴゴ ブイイーン♪(やや低音質の4気筒節)、「あれはサニー1200だ」、とどめは♪ボロロロドコドコゴゴーン♪、「おっ、スバルレオーネだ!水平対向四気筒だ、ワーゲンと同じ音がするね、ねえお母さん」と、今を去ること36年前、埼玉県は志木市郊外の県道で志木駅行きのバスを待つ間じゅうエンジン音から近づいてくるクルマの車種当てをして周囲の大人は目を丸くしていたことを今も鮮明に覚えております!時に小生4歳、幼稚園に入学する直前でしたが頓狂な私めはかの日産のカルロス=ゴーン氏がティーンの頃レバノンの首都ベイルートでクラクションの音から車種当てをしていたのと同様なことをエンジン音からやっていたものです。
    どうです、笑いたきゃ笑いなさい、国沢さんにブロガーの皆様。何せ♪ググググモモモモグロロローン♪、と来て「アッ、ベンツ450SELだ、V8発見、ビンゴ!」なんて口走っていたほどだから我乍ら一種の病気かと分析するほどです(苦笑)。

  4. 真鍋清 より:

    拙文一行目に是正
    (誤)三代目レガシイ以後の等間隔爆発マフラー採用
    (正)四代目レガシイ以後の等間隔爆発マフラー採用
    ※スバルのフラット4への等間隔爆発マフラー採用は2003年発売の四代目レガシイが最初。
    お詫び申し上げます。

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