うなぎ食文化縮小へ

一昨日の日記で大型客船のことを書いた。そしたらイタリアで『コスタコンコルディア』が座礁したという。このフネ、デガイです。日本最大の客船である飛鳥Ⅱの240m/5万総トンに対し、全長290m/11万5千総トン。オアシス・オブ・ザ・シーズの360m/22万5千総トンにこそ届かないですけど。

写真を見ると横っ腹に巨大な穴が開いてしまっているので、岩礁に乗り上げたんだと思う。横浜港を出たフネが座礁多発箇所であるアシカ島近辺に乗り上げたようなもの。走り慣れた海域な上(イタリアのクルーズ船です)、天候も悪くなかった。「なぜ?」。原因は想像も出来ない。操船系のトラブルか?

内閣改造が行われたけれど、最も「なんで?」なの、防衛大臣でしょ。同盟国であるアメリカは中国を最大の仮想敵国にしようとしている。言うまでもなく奥方の田中真紀子さんって日本有数の親中派。中国にとっちゃ恩人の娘だ。もちろん機密事項を漏らすなんて思えないけれど、アメリカ側が納得すまい。

かといってアメリカの裏をかいて中国とシェイクハンド出来るほどの日本の外交は狡猾じゃない。というか、だったら裏のルートで話をすすめればいいだけ。参考までに書いておくと、普天間に駐在してる沖縄の海兵隊って中国との有事の際に投入される部隊。いろんな意味でモメる原因を作っちゃった感じ。

中野に行くと本日からうなぎがまた値上がりだって。しかも最近は1kgあたりの値段がイッキに200円とか300円単位で上がる。おそらく日本中のうなぎ屋が青色吐息状態だと思う。原価割れしちゃうから泣く泣く値上げするとお客さんが離れるという最悪の循環に入り込んでしまった。

幸い入荷してくるうなぎは素晴らしい質で粒揃い。かくなる上はギブアップして穴子や焼き鳥に行くまでの間、お昼の時間を除き最良のうなぎを出そうと決めた。お客さんに待って頂ける時間を聞き、20分頂ければ蒸し立てを焼きます(お昼の時間は回転が早いので事実上蒸し立てを焼いてる)。

日本のうなぎ食文化は今回の高騰でイッキに縮小すると思う。皆さんの家の近所にあるうなぎ屋の大半が毎週のように値上げしていることだろう。暖かくなる頃にはお金持ちしか食べられないようになるかと。

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4 Responses to “うなぎ食文化縮小へ”

  1. applefanjp より:

    そうでしたね。
    自分も師匠のブログから世界最大の豪華客船について
    子供たちと話をしていました。
    すると、今朝の新聞。
    子供たちがお父さん!イタリアで客船が!って
    子供たちの世界観にも好影響をありがとうございました。
    取り残された方がいらっしゃるかも?
    ポセイドンアドベンチャーみたいなことになっていないと
    いいのですが。ちょっと心配です。
    やっぱり、ウナギも庶民は指くわえる日も近いですな。
    近々、お伺いして食べることができること
    とっても楽しみにしてます!

  2. 605 より:

    今朝のニュースで座礁事故の船長は、乗客を非難させずに自分だけ先に逃げ出し、救助してくれた沿岸警備隊に船に戻るように促されたそうです。
    SBN(そんなバカな)。
    後で批判されるのがわかっているのに先に逃げ出すとは勇気のある船長です(悪い意味でブルース)。

  3. あお より:

    国沢様
    ウナギの高騰大変なご様子で、 美登里さんへは2度程お伺いさせて頂きましたが、残念なことにお会いする機会がありませんでした。
    本日阿佐ヶ谷駅から杉並区役所方面へ行った所にあるうなぎ屋さんで、「ランチを」と思い立ち寄ると、3,100円!!あまりの高額表示に心が折れ、上天丼1,200円を頼み負けた気分で後にしました。国沢さんがおっしゃるように、どこのうなぎ屋さんも仕入れ高騰の折涙ながら値上げをし、又、うなぎ屋さんなのに違うメニューを入れている様子ですが、きっとうなぎファンは必ず帰ってきますのでそれまで頑張ってください。

  4. Tomi@群馬 より:

    うなぎについて、先週の日経(Web版)に気になる記事
    が出ておりました。
    稚魚が減っているのも有るようですが、それ以上に
    怪しい仲買が居るような内容でした。
     どこかのラジオでやってましたが、どちらにしても
    獲り過ぎはやめて総量規制しないと、資源は枯渇し
    漁業は衰退しますよね。
    ノルウェーや韓国は既に儲かる漁業になっているとの
    事でした。

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