こんな所を全開で走っていいの?(18日)

やっぱり本場ヨーロッパのWRCは素晴らしい! もはやレッキの時点で圧倒されてしまっている。そもそも雰囲気が「素晴らしい!」としか言えぬ!  だって街のド真ん中がスタートだったりします。レッキのためスタート場所に行くと、すでにたくさんの人。子供は有名選手にサイン貰おうとレッキ車を囲む! いいね!

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道も凄い! こんなトコロをラリー車が全開で走ってもいいのか! と思えるような街の中や、毎日使っているワインディンググロードまで、文字通り 「一般道」である。はたまたワイン畑の道は、狭くて荒れておりタフ。今日のレッキはSS区間190kmを含む総行程700kmだったけれど、もう道路の見本市といった感じ。

レッキは60km/h制限だし、対向車も来るのだけれど、それでも狭いワインディングロードはクルマの限界に達する。レッキの速度域だってクルマに大きな負担が掛かります。このコースをラリースピードで走ったら、そらクルマは鍛えられると思う。ミライにとって素晴らしいチャレンジだと改めて感じました。競技車両として走れる日も遠くないと思う。

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しかも本日レッキしたSSだけでミライが曲がりキレないと思えるターンが6つもありました。全てサイドブレーキターン使わないとダメ。ミライのサイドブレーキ、足踏み式なのはいいけれど(私は足踏み式だってサイドターン出来ます)、いかんせん容量小さく、ターマック用Sタイヤをロックさせられるパワー無し。

7時に始まったレッキが終わったのは18時。11時間もクルマに乗りっぱなし。横Gも前後Gもずっと掛かっている。しかもドイツの道路じゃ一般道の移動だってスポーツドライビングのようなもの。狭い一般道の制限速度すら100km/hなのだった。その感、シフトを繰り返していたら、さすが に足が攣りました。久々にヘトヘト。

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ここまで読んで「前走者なのだから適当でいいのでは?」と思うかもしれないが、やるからにはホンキでやりたい。しかも適当なレッキで走れるほどWRCのコースはやさしくないです。出来上がったペースノートは「このまんまWRCに出ても使えますね!」くらいの内容を盛り込んだ。そういえば WRCのヨーロッパラウンドに出場するの、夢でした。

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サービスパークに戻ると、テントが張られ、『リンデ』という会社のヨーロッパに1台しかないという移動式水素充填車も到着していた。詳しくはリンデの人に聞いてレポートします。思っていたよりデカいのに驚く。テントも立派。「サービステントを貸して頂けますか?」と頼んだら、ドイツトヨタがWRCドイツラリー用に作ったのだとか。

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いや、もう少し正確に書くと、当初、キャンプなどで使う6m×3mくらいのテントならあります、と言われたのでお願いした次第。すると徐々にドイツトヨタも盛り上がったそうで「せっかくだからド〜ンと行きましょうや!」になったのだとか。夕方、喜多見さんといとさんも予定通り到着! いよいよドイツラリーが始まります。私は明日も朝からレッキだ。

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