キャッシングに注意

いやいや強い精神的なダメージを受けると体調までおかしくなる、ということを改めて認識した。まず食欲が出ない。身体もダルくて動く気がしない。風邪を引いたような感じであります。最大の理由は依然として被害が確定していないからだと思う。まだ何かヤラれちゃうような気がしてるのだった。

二つ目はシティバンクVISAカードの対応。海外でお金を下ろせるから便利だということでシティバンクの口座を作りキャッシュカードを頼んだら、自動的にクレジットカードも作ってきた。以後、ほとんど使っていないのに、なぜかキャッシングの額が120万円にまで増やされている。日本のカードは20万円なのに。

それでいて被害に遭ったら「契約書類に書いてある。それを読まなかったアンタが悪い」の一点張り。一瞬で暗証番号が見破られたことはおかしい、と認めつつも、楽天やUCカードのように「今までと違うケースなので調査します」という再発防止の動きも皆無。やはり日本のカード会社の方が圧倒的に安心だ。

プリウスのロックの件、すでにイモビカッターの存在が知られている。オンボードダイアグノシスのコネクターに繋ぐとエンジンを掛けられるシステム。ドアロックは作動の際、電波を発信している。その電波からロック解除のアプローチをするという装置が以前あった。おそらく何らかの方法が出てきたのかもしれない。

いずれにしろ最新の装備を持つプロに狙われたら厳しいと思う。今日は早起きし、2013年モデルのGT-Rの試乗会のため菅生サーキットへ。本日中に原稿まで仕上げ、ベストカーの11月10日売り号で紹介しようというもの。GT-Rのイヤーモデルの試乗会、初めてである。まぁ憎まれ口ばかり書いてますから。

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2013年モデル

何より嬉しかったのは一時期体調を崩していた水野さんが、すっかり元気になっていたこと。元気ない人とガチで言い合う気になれない。大言壮語上等の水野節もキッチリ復活しており、久しぶりに楽しかった。私は何度かGT-Rを「徒花」(結実しない花)を評している。それは単に速いだけのクルマだったからだ。

今や速さに意味などない。しかし! 菅生サーキットで全開してみたら、なんだか忘れていた大事なモノを思い出した感じ。速さだけで無く凄く楽しいクルマになっている。大きさや重さを意識させず、文字通り意のままに走ってくれます。ここまで仕上がってくると水野節も大言壮語とは思わない。徒花とも思わない。

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このまま突っ走って欲しい

水野さんや開発チームの努力が実った、ということ。少なくとも菅生サーキットを走る楽しさは、フェラーリやポルシェを凌ぐ! この楽しさをジワジワと拡大させていけば、素晴らしいクルマになるだろう。GT-Rで全開したら、車上荒らしに遭ってクサクサしていた気分を10%くらい取り戻せた。

やっぱり「趣味」は人間にとって重要なモノだと再認識す。読者の方々からの励ましや、気遣いで20%くらいまで回復していたけれど、GT-Rに乗ったらさらに10%くらい戻った感じ。原稿書きに没頭してるときもイヤな事を忘れられる。試乗終了後、菅生で大雑把に原稿を仕上げ、その後、福島駅で添削し送稿。

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7 Responses to “キャッシングに注意”

  1. LPG より:

    被害に遭われた国沢先生にこんな事を提案するのもどうかとは思いますが、是非次の防犯対策にカーセキュリティー機器を取り上げてみてはいかがでしょうか?
    しかし、金銭的にも防犯装置は厳しそうです。
    最近自動車雑誌をあまり買わなくなってしまいましたが、各社製品を実際に装着・比較することが読者が求めている点だと思います。
    ネットのバラ付きがあるレビューより、専門家の鋭い視点には、お金を払う価値があると思っていますから。

  2. 細川 より:

    師匠いいですね〜!
    最新型のGT-Rに乗られたんですね!
    しかもかなり好印象とのこと。
    大人気ないコメントですが、
    一度はドライブしてみたい様々な車に触れられることは
    一人の車好きとして本当に羨ましく思います。
    私は一般的なサラリーマンなのでこの手の車に触れる機会は全くありませんが、
    色んな雑誌で好きなスポーツカーの記事を見ては、
    きっとこんな感じなんだろうなーといつも妄想させてもらっています(笑)。
    ただお金が無いなりにでも運転だけは上手くなりたいので
    師匠お勧めのレンタルカート練習は相変わらずちょくちょく通ってます。
    (ちなみにレンタルカートなんかで運転が上手くなるのか!?
    などどお思いの読者の皆さん!
    たとえば走行会でどう頑張っても早い連中から2秒〜4秒遅れる走りが
    月一回程度でもレンタルカートで真面目に練習すれば
    一年〜二年後には同等タイムで走れるテクニックが身に付く
    超お勧め安上りな上達への近道なのです!
    是非お試しください!キリッ)
    ところで、やっぱり水野さんは体調崩されてたんですね。
    メディアでたまにお姿を拝見しては具合悪そうだなと感じていたのですが、
    元気になられた様で何よりです。
    車好きを絵に描いた様な師匠や水野さんにはこれからも元気で
    我々車好きを常に引っ張っていって欲しいですから、
    くれぐれもご自愛頂きたいと思います。
    これからも知的で楽しい記事を楽しみにしています。

  3. さね より:

    久しぶりに読んでみたらそんな事態になってたとは… 元気なくなりますよね。無理せず気になる被害の事を粛々とやっていってください。身体壊したら元もこもないですから。大金なんで自分事と当てはめたら心中お察しいたします しかし悪鬼の野郎共!ますます巧妙かつ多種多様なネット犯罪からサイバーテロ、プロの窃盗団とは、海外から引き落としとなると…外国人もいるんでしょうね。 にしてもセキュリティーがなにもかも日本は甘過ぎる。多分、高学歴ワーキングプアの問題は日本人はまだ多くは大人しいですが、日本で学んでくる外国人は深刻ですからね。犯罪に走る輩も多いとか。高学歴ワーキングプアになりかけるかも知れない弟の情報ですが、暗証番号解読などは店員にバイトでもなれば学歴がなくても入手簡単らしいし、また暗証番号解読できるぐらいのセキュリティーをかいくぐれる事できる、外国人高学歴ワーキングプアには結構いるとか。 それが本当かどうかは問題議論でなく現実に犯罪が起こってる事実です。日本もやな世の中になってんますね犯罪から国際政治まで… 日産GTーRに乗って楽しめたなら良かったです。自分も試乗会に招待されてないですが(笑)身内がされて付いていき乗りました。2年前ですが、いや〜速かった!公道の自動車専用道路、警察はいませんとセールスマンにゆわれたので、地方の自動車専用道路ですが曲がりくねった所をリミッターマック○で簡単に行けるし、減速と曲がる性能には驚きましたが、確かに帰り運転した身内のスポーツカーの方が楽しかったな…。 身内に叱られ、セールスマンに無口になってどん引きされ…でもあまりに高性能、高性能五月蝿くて。 この直線で日本使用公道でのリミッターマック○までだすお客様いましたとか自慢気な口振り、直線なら誰でもパワー、タイヤ性能ありゃ出せるだろ!と思い高性能を試したら高性能だった確かに。いい思い出だ…無謀だったな反省します。速いだけと思いましたが最新はついに欧州スポーツカーを楽しさでも超えたのか素直に凄い。 最近思うのは、数出ない車なりメーカーは燃費そこそこ楽しい車を作るべきです。その上で燃費良ければ最高。デザイン格好いい新型ランダー、スバルAWDに勝つ為に燃費落ちてもいっそセンターデフ入れたSーAWCにすればフォレと悩まなくてすむのに。しかしスバルはマンガで例えると北斗神拳だな。一子相伝門外不出の必殺の凄いAWD技。

  4. Tomi@群馬 より:

    (゚⊿゚)イラネ
    「今までと違うケースなので調査します」と言う
    シティの言い分は、明らかにおかしいです。
    そのくらいの事はシステム作る時に想定している
    はずです。
    していなかったら只の“アホ”です。
    不買運動ではないですが、徹底的に追求する必要有りですね。

  5. applefanjp より:

    水野さんとのツーショット。
    師匠のお姿、笑顔でうれしゅうございます!
    スッキリしない気持ちでのお仕事で大変ですが、
    持ち前のガッツで前進してください!
    応援してます!

  6. 真鍋清 より:

    小生の愛車。
    それは2004年式103775km走行の誰も「タダでも持って行かない」ヴィッツ1300U-L/SCP-13型です。
    そんなヴィッツも見かけによらず?回せば実に速く、先日の筑波サーキット往復でも常磐道・外環道問わず「秒速40-43m」まで一直線∴先々代W202型メルセデス・ベンツC200をぶっちぎり、特に前者(常磐道)下りではBMW640iグランクーペ(3.0ツインターボ320ps)と追い越し車線でバトルしてきたほどです(レーダー探知機は終始無反応+覆面の影も形も見えず)!
    かくもホンダアコード2.0リッターやルノーメガーヌの2.0GTラインと互角の性能を示す我が「産廃級大衆車」、まさに身体の一部で15万kmまで手放せませんがそれ以後維持費がかさむようになったのを見計らって軽自動車ホンダN-ONEのターボ(ダイハツミライース可)を後釜に考えております。
    その頃はこうした軽自動車〜ベーシックカー分野にもカーセキュリティ機器の義務付けがなされ、車両価格にどれだけ跳ね返ってくるのか、また後付のセキュリティ機器のコストはどう推移するのか、目を離せないのと同時にハラハラものでもあります―財布をどれだけ直撃しうるか、と。
    by「アジア人留学生生活指導+アパート管理」の仕事を凍結された「自宅待機中の身」

  7. 買取屋 より:

    GT-Rで走り〜少しでも元気出て良かったです…確かに現行Rの走りは〜とてつもなく素晴らしく一時でも他の事を忘れさせる力が有りますよね…デザインや雰囲気はイカついけれど〜日産と開発チームの強いこだわりと執念を感じます…Zもそうですが〜某欧州車の半額なのに楽しく安心して飛ばせますし〜足りない所を挙げるとしたら…ブランドイメージや官能的な音と吹け上がり〜各部ディテールの詰めとか…?上手に演出したら〜もっと価値が上がる思います…それにしても日本車の誇り〜工業製品の逸品として作り続けて欲しい車です…

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