シビック、2000台受注ならず!(29日)

4月に於けるシビックの受注が2000台を超えたら連絡届くことになっていたけれど、無し! 丸刈りにならなくて済みました~! 日本で生産される4ドアモデルとタイプRの受注が伸び悩んでしまっているという。イギリス生産の5ドアHBは順調だというけれど、絶対的に高額な上(ボルボV40のT2と同じくらいの価格)、ホンダファン以外を引き寄せる魅力に欠ける。

もちろんシビック売るのは良いチョイスだったと思う。選択肢が増えるの、クルマ好きにとって歓迎だ。だったら投資不要な5ドアHBだけ輸入すればいいです。日本に生産ライン作るなら、これまた選択肢を増やすためBR-Vとかの方がいいでしょ。「ホンダの国内販売部門はクルマ音痴ですね!」と言いたい。なんで私が丸刈り掛けるかワカランですけど。損なタチである。

丸刈りにすると言ったキッカケはシビックの国内生産を決めた際、少なからぬホンダの国内販売担当者から「売れないのは明白なのに決めた」(売れたら丸刈り宣言したヒトもいるらしい)と嘆かれたからだ。売れないと看過してたヒトはたっくさん居た。皆で忖度しちゃったのでございます。まぁ世界規模だと史上最高の利益を出したのでシビック売れなかったことはチャラ?

世の中、儲かったってカッコ良くないこともある。日本が今後存在感を出していくには本田宗一郎さん的な文化を強く残すべきだと考えます。今のホンダが輝いている要因は、今より儲かってない時代に築きあげたレジェンドだ。スバルもホンダと似てる。昨今のホンダを見てると、宗一郎さんのカッコ良さを感じなくなった。ということで下は昨日のF1。良いトコロなし。しくしく。

・F1の公式ハイライト動画

対してカッコ良さを上乗せ出来ているのがトヨタだ。WRCアルゼンチン、実力で勝ちましたね! アルゼンチンのコースは全ての速度域で争われる上、良好なグラベルからガレ場までコースも多彩。勝とうとすれば総合バランスを必要とする。おそらく残るシーズン、3分の1くらいは表彰台の真ん中に上がるだろう。そんなトヨタは創業者のスタイルをキッチリ描き出してます。

グイグイ前に進む中国を見て感じるのは「日本の規模だとナニかで輝くしかないですね」。我が国の場合、高額品は作れない。日本国内に市場が無いからである。数の規模でも勝てない。メモリーも液晶も、やがて電池も規模の拡大で競争力失う。そもそも交渉や商売は苦手。武士のカッコ良さと職人気質をキッチリ持つクルマ作りをしたらイケると思う。

 

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