スキー場のゲレンデをクルマで登る?(4日)

「ゲレンデタクシー」というのが人気だというので長野県のエコーバレーへ。全くイメージできなかったのだけれど、こら面白いイベントです。一番下のリフト一本分のゲレンデをクルマで登る、というもの。緩斜面といってもスキー場である。それなりの斜度あってクルマで登れるとは思えない。

皆さんが知ってるどんな緩いスキー場の斜面でも、けっこうな坂である。そこをスタッドレスタイヤ履いただけのフォレスターやXVやアウトバックなどでガンガン走る、というイベントなのだった。到着した時はすでに始まっており(午前と午後で2時間ずつ)、見るだけで「よく登れますね!」。

文字通りリフト代わりに上まで片道乗車でもいいし、せっかくだから下り坂も楽しみたいと往復乗る人もいます。もちろんこの手のイベントでチンタラ走っても面白くないから、テール流れるくらいのペースで攻めてくれる。私が乗ったのは全日本ラリーの1500ccクラスでチャンピオンになった川名選手。

ちょうど良い感じで振り回して乗ってました。他のドライバーも同じようなペースで走ってる。これなら皆さん楽しいと思う。降りてくる人を見ると皆さん満面の笑み。スタッフもイベントを楽しんでいるようで、良い雰囲気です。楽しいお祭りをキッチリできるというのは素晴らしいこと。

こういったイベント、考えようによっちゃ無茶だ。ゲレンデでクルマを走らせるなんて007か私をスキーに連れてっての世界。他のスキー客に怒られることだって考えられる。するとどうよ! リレハンメルと長野のオリンピックで活躍した平沢岳さんがいます。イベントの監督をしてるそうな。

こういった人がやっていればスキーヤーの気持ちもわかる。実際、スキー場にもクレームの類いは全く無いという。そればかりか、今やリフト待ちが珍しくなったスキー場に、短いときで40分。長いときは2時間近く「タクシー待つ列」ができてます。やっぱりお祭りは楽しいです。

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