ディーゼル、どんどん厳しい方向に(14日)

ヨーロッパでの激しいディーゼルバッシング、収まってきたのかと思いきや、そんなことありませんでした。ベンツが再度、排気ガス試験の時に稼働する”裏回路”付き制御を行っていたということで大量のリコールを出したのである。はたまたアウディの最高経営責任者の自宅捜索が行われるなど、非常に厳しい状況。日本で販売されているベンツに問題無いか?

ヨーロッパはなぜディーゼルにプレッシャーを掛けるのか、依然として解らない。本当に環境問題だったなら、ユーロ6対応車だけ認可してもいいような気がするけれど、今の動きを見ているとディーゼル全てダメという方向。はたまた汚い排気ガス出す旧規制のディーゼルを廃車させることは難しいということで、乗り入れ規制を検討している国や地域も多い。

日本の自動車メーカーはマツダを除き、全て新規開発を行なっていない。ヨーロッパのメーカーを見ていても、やはり新規開発しているという話など聞かない。やはり総合的に考えると、今後長くて10年もすれば世界中の自動車メーカーの新車カタログからディーゼルがフェイドアウトしていくのだろう。マツダも頑張るだろうけれど、世の中に流れに逆らえまい。

もちろん新しい技術など登場し、突如復活する可能性も残っている。このあたりは全く予想出来ない。ただ一つ言えることは「現在販売されているディーゼルに関しては問題無さそう」だということ。最新の規制をクリアしているディーゼルの排気ガスは、濃い燃料を吹く高負荷域で排気ガスの浄化が間に合わなくなるガソリン車よりむしろクリーン。

最後のディーゼルを楽しむのもクルマ好きとしちゃ悪いチョイスじゃないと考えます。

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