デムパ

11時から日本TVでトヨタの公聴会を見てのコメント撮り。やはりメディアの皆さんも「予想していたよりずっと突っ込みが甘かった」と感じているようだ。「公聴会後のメディアの反応がどうなるかで今後は大きく流れが変わります」と思う。終了後、中野のお店に。以下の流れは「人世の最終コーナー」で。

今日のように暖かくなるのと出てくるのが「う〜ん」と思ってしまう質問である。例えばプリウスの電磁波について。これ、毎年この時期に多い。モーター使っているので電磁波が心配らしいのだ。もちろん電磁波に過敏な方はいると聞く。ただそういった人は電車にも乗れないだろう。なんたって鉄道車両ときたら直流で1500V。

新幹線だと交流の2万5千ボルトである。加えてモーターもケタ外れにパワフル。そいつが床下で強烈な電力を消費しつつ回っているのだった。架線を流れている2万5千ボルトも強烈だ。ナマミのニンゲンが1m以内に近づこうモノなら電撃されるそうな。といった状況でも、たいていの人は問題出ません。

通勤などで長年電車に乗っていれば、とっくにおかしくなっていることだろう。プリウスのバッテリーはたかだか201V。モーターだって60kWしかない。さらに乗員までのバルクヘッド(隔壁)も設けられているため、電車に乗れる人なら問題ないです。私もプリウスに12年乗っているが、問題ありません。

間違いの指摘も、春は「大の大人があえてメールするような問題ですか?」みたいなケース多し。有名幼稚園の入園試験に、全く同じ格好をした大きなキューピーさんと小さなキューピーさんが提示され「どこが違いますか?」というものがあったという。後に「天才」と呼ばれることになる人は答えられず、この幼稚園に入れなかった。

この方が大人になった時に書いたモノを読んだら「偉いと思っていた学校の先生が、まさか誰にでも解る大きさの違いを聞くなんて考えらなかった。二つのキューピーさんを比べると全く同じだったので答えに窮した」。オールアバウトの編集担当者が「アウトランダーより1170kg軽い」と1を付けてしまったら「そんな軽いワケ無い」という指摘。

この程度なら誰だって間違いは解る。私なら嫌いな人であれば「このウマシカ!」と付き放し、そうじゃなければ「間違ってますね」とココロで思うだけ。ただ「間違っているのが辛抱たまらない! お願いだから直してチョウダイ!」という性格の人もいます。こういった方は間違いの指摘が手慣れており丁寧だったりして。

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2 Responses to “デムパ”

  1. うずしお より:

    ついでにもう一つ。
    本日発売ベストカーのプリウスのブレーキの
    検証実験記事本文の中で未対策車が米対策車と
    なってます。
    米国仕様のプリウスを持ち込んで実験したのかと
    思ってしまいました。
    欄外の未対策車の文字を見て未と米の
    間違いだと気づきました。

  2. 真鍋清 より:

    突然ですが「幼稚園」と見て小生の子ども時代を思い出してしまった。
    幼稚園への入園試験の時、緊張しすぎて頭が真っ白になって♪サラスポンダ サラスポンダ サラスポンダ レッセッセ♪♪〜、とお馴染みのインドネシア民謡を口ずさみながら知らずにダンスしてしまっていた、自分でも明確に覚えている。
    時はずっと下って中学入学の時、都内の某私立中学への入学試験の際にルービックキューブの絵を書かされたことも然ることながら面接の時一緒に受けた少女が試験官の先生から「中学に入ったらどんな部活に入りたいか」とか、「塾ではどんな勉強をしてきたか」「どこに住んでいてどこ線の電車で来たか」など少なくとも中学生として聞くに耐える質問をされたのに対して小生は「動物を飼っているか、何の動物が好きか」「お父さんとお母さんとどっちが好きか」などどこか幼いイメージのある、小学校三年ぐらいの乗りの質問をされて相当腐ってしまったことを覚えている、そして思春期初期なりに「自分は実際の年齢よりも幼く見られている、押し出しが足りないんじゃないか→クルマで言えば車格感が低めである現象と似たものなのでは?」と疑問を抱き始め、いわば例えば同じ大衆車クラスでも「一方(前出の少女)はクラウン寄り、こちらは軽四輪寄り」というぐらいの差があるのでは…..と戯れ事が浮かんだほどだからやはり頓狂なのでしょうか。
    今良く考えれば、それは幼稚園児ぐらいを中心に思春期入り口あたりの子どもが「ヒーローとの同一視」にこだわり、「かわいい」と言われるより「カッコいい」と言われた方が遥かに気持ちイイ、とする心理学的要因とラップしているのではとも取れます。
    しかし、そんなあんなで良く今まで生きてこられたものだと、われながら慨嘆している小生なのでした(苦笑)。

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