ナンバーカバー

昨日のTOPで書いたナンバープレートカバーの件、4名ほどから「あんなモン即刻禁止にしろ!」と書き込みがあった。1名はいつも書き込んでくれており、良識のある方だと思っていたのに残念である。この輩、最後に「そんな人間だからディーラーでホイールの交換を断られるんだよ!」で終わってます。がっくりですね〜。

シンガポールは国に縛られるのが大好きが人にとっちゃ天国である。なんたってガムまで禁制品。外国からの持ち込みも不可。なぜかといえば「ガムを道に吐くヤツがいるから」。普通ならマナーで対応すべきレベルでしょう。逆に考えれば「教養の無いヤツが多いから規制をたくさん作る」んだと思う。

古来、わが国は原理主義と反対の文化を持つ。「ユルさをもって美」とする文化である。離島や山間部など、古きよき文化を濃く残す地域では、警察がいなくても何ら問題おきない。「気に食わないから禁止!」でなく、も少しココロを広く持てないものだろうか? ナンバーカバーで真剣に怒って人をケナすという人格が理解できぬ。

なんたってナンバーカバー否定派の書き込みは、共通して「そんなものを付けているヤツは引き逃げをしたいからだ!」決めつけている。バックで逃げる轢き逃げ犯は極めて極めて少数だろ。前にナンバー無いバイクはどうする? もしかしてナンバーカバーは前に付けるモノだと知らないのか?

ちなみにナンバーカバー、一度赤外線カットのみ禁止になった。もしカバーそのものが悪いなら、その時に全面禁止にすればよかったのだ。また、視認性を
重視するなら、ナンバーを降雪時用の熱線ヒーター付き発光タイプにするといい。規制強化のハナシはどんどんアホらしくなっていく。黄昏判定テストにもなります。

ちなみに禁止されたら私だって「ナンバーカバーは無害。つけさせろ」みたいな主張はしない。とっとと外す。それが民主主義というものです。というか、そもそもナンバーカバーに執着しているのでなく、「んなことよりもっと大きな問題があるでしょ?」ということを書きたかったんですれどね。

もう一つ。「何でも規制!」。「気に食わないことはみんな禁止!」という国になるのがイヤなのだ。ちなみにトラックのナンバー隠しは次元が違う話。すでに禁止されていること。取り締まらないのが悪い。ライトのハネ返す「鏡みたいな板」もナンバー見え無いどころか、後続車の運転に支障を来す。

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深川の富岡八幡宮でプリウスの御祈祷など

最近フネに乗ると気持ちが晴れるのは、大好きな「動力付きの乗り物」を精神的に自由に操れるからだということに気づいた。最低限の規則とマナーさえ守れば、個人の意思をキチンと尊重してくれます。警察や海上保安庁だってプライドを持って職務を果たしている。こちらも敬意を持って対応してます。

なぜか? 例えば「イザというときはきっと守ってくれる」だろうから。警視庁の水上署は「管轄の水域なら20分だけ頑張れば助けに行く!」と言っているし、海上保安庁の意気込みたるやさらに素晴らしい! でも海に出る人の数が増え、教養無い輩や原理主義者、クレーマーまで出てくると、クルマと同じになっちゃうんだろう。

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ディックスの金子さんに教えてもらった方法で流す

そんなことを考えつつお昼過ぎにフネ出し観音崎沖でトローリング。ホントならもっと遠くまで行きたいのだけれど、帰りが夜になるとリクスを抱えることになってしまう。法規的には何ら問題ないものの、自分の安全は自分で守らなくちゃなりませんから。17時過ぎに終了。暗くなる前にマリーナ着。

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走水沖から鴨居沖までを往復す

おっと! 釣果ですね。自慢の写真が無いことからご推察できる通り、オデコでありました。しくしく。絶対夏休み中にトローリングで何か釣ってやる! 最初の1匹はサバかシーラか? はたまた……。

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2 Responses to “ナンバーカバー”

  1. すとりんがー より:

    何年か前に企業のコンプライアンスなどと言われだした頃から法律は守らなければならないと厳格主義が出てきたように思います。
    その反動として法律を守っていれば何をしてもいいという風潮も出てきたような気がします。
    警官の裁量でオイコラとドライバーを規制するのが良いとは言いませんが開き直るドライバーも増えたんでしょう。
    結局法律に頼らざるを得ないので規制を増やすということですね。
    ゴルフではルールブックにマナーとエチケットを守りましょうとあるそうです。
    ルールは尊重しながらもルール以外のことでも守らなきゃならないことがたくさんありますよ、ということです。
    このマナーを伝承するのがまた大変なようでクラブの古手の怖いおじさんみたいな人が実践して伝えていくような感じでしょう。
    車でのマナーというのは明文化されたものもないし最近他人にとやかく言う人も減ったし自分勝手な解釈のマナーっての横行しているようです。
    とはいえ法律を守る範囲という縛りがある以上暗黙の了解をおおっぴらに出来ないのが辛いところです。
    しかし法律が全てという風潮が続くと走りにくさが進むんでしょうね。

  2. 蒼いRX-8 RS より:

    こんにちは。
    なんといいますか、最近世の中に「方程式」みたいなものをあてはめて、ヒトを判断する風潮が多いような気がします。
    原理主義者なんでしょうが、私は「方程式主義者」って呼ぼうかと思ってますw
    こう決まってるから白だ、黒だなんて見方しかしないなんて、ある意味、他力本願的で、自分で物事判断してるとは思えないですね。
    (人間、迷うもの(そこから学習するものでしょ)なのに、そんな決まり決まったようなものが当てはまるワケない!)
    >「気に食わないことはみんな禁止!」という国になるのがイヤなのだ。
    私もそう思います。
    まるで「私の国は無教養ばかり」って言っているみたいですし。
    確かに自己中心的に振舞う輩はいますけど、そこまで日本人てバカではないですよ。「学べるチカラ」はまだ皆にある筈です。
    あまりに心が寂しくなる世の中にはなって欲しくないですね。

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