ハクションクラゲ

うなぎ屋をやっていると「自動車ヒョウロンカじゃ解らないだろうなぁ」みたいなことが多い。アルバイトを募集したら、問い合わせてくるのは「使えない感じ」の人達ばかり。「日本語解ります」と言いながら「いまどんなことをしてるのか?」と聞いても全く通じなかったり、ジャージ姿で「バイトしたいんですけど」と来る人だったり。

先日は「事情あって家を出てきたため住所が決まっていないため、どこに行っても採用してくれないんです」と、臨時滞在先の人と来たので「じゃ頑張ってみる?」と、情けを掛けたトコロ、2日目で大幅な遅刻。60歳以上の人も何人か頼んでみたのだけれど、皆さん自分勝手な理屈を付けて辞めていく。

たかがうなぎ屋であっても、最低必要な仕事を覚えるだけで10日間は掛かる。使えない状態でバイト代を払い、手間をかけて教え、何とか覚えたところで「辞めます」。人生上がりだと思っている60歳以上の方は、旅の恥は書き捨て感覚なんだろう。それでいてキッチリとバイト代を持っていくから素晴らしい。

かくして現在のラインナップは中大と早大2人、東大の学生さんで計4人。それにベテランの女性1人といった具合(5月の連休明けからもう1人女性が加わる)。やはり仕事が出来る人でアルバイトを探している人は少ないんだと思う。この状況、どの業種でも同じらしい。有能な人であれば、良い仕事を探せます。

今日は朝から南からの爆風吹き荒れている。昨日が今日みたいな天気なら釣り大会どころじゃない。楽しい連休を過ごせ、ラッキーでありました。大渋滞のニュースをBGMに溜まり始めた原稿を書きながら、サバの味噌煮や、知人に送っていただいた美味しいトマトなど楽しむ。

5061

茨城産の甘いトマトでございます

そういえば4月28日の釣りの後、フネの掃除をしている最中にクシャミが出始め、ウソ偽り大げさでなく千回くらい続き、すっかり体調が悪くなってしまった。どうやら「ハクションクラゲ」(アカクラゲ)にヤラれたらしい。生きている状態で触るとミミズ腫れになります。今年は大量発生してるので御注意。

<おすすめ記事>

5 Responses to “ハクションクラゲ”

  1. Junsei より:

    ウナギのみどり、昔、長野に嫁いだ店主のお嬢さんに聞いて食べに行きました。凄く美味しくて田舎者には感動モノでした。どうか伝統の味の継承お願いします。飲食店経営は大変ですが頑張ってください。

  2. すとりんがー より:

    今、マクドナルドに行くとトレーの上には商品の宣伝ではなく求人広告の紙が乗っています。
    マクドナルドでさえお客にバイトしてくださいという時代になったんだなあと驚きます。
    今までの求人方法ではまともなバイトが来なくなったという事でしょうか。
    考えてみれば正社員を減らしてパート、アルバイトを増やしている所ほど非正規社員に正規社員並みの働きを求めているように見えます。
    そのくせ給料はあくまでバイトなんだからそろそろ無理が出てきたってことじゃないでしょうか。

  3. applefanjp より:

    いやあ、なんかこうやって修行のページを読んでおりますと
    また、お店に行きたくなってきました!
    あの店の雰囲気が大好きになっています。
    そして、店の奥でうーんと考えながら原稿へ向かうお姿を
    拝見したいです。
    今年はなんとか都合をつけたいと思っています。
    良い方のもとに、良い人々が集うお店です。

  4. 土浦の裕紀(ひろのり) より:

    私もアルバイトで過ごしていた期間が長いので、ブログを読んで色々と感じました。
    新人アルバイトが入ったので、レジの操作、調理や掃除の手順などを教えても何日後かに辞めていたりすると悲しい気持ちになります。
    60歳代くらいの男性だとアルバイトは店番みたいなレベルでしょう。と考えている人が多い気がします。
    アルバイトといっても発注業務なんかは
    結構 頭を使って考えながら発注するので大変なんですけどね。

  5. アミーゴ5号 より:

    バイトの皆さんには、是非とも「旅するウナギ」を読んで、ウナギの凄さを知って欲しいですね。また板前さんの伝統の技にも、敬意を抱いて欲しい。また今時、店先で活ウナギを割いて蒸して炭火で焼いてくれる大衆ウナギ店はありません。バイトさんには、是非とも誇りを持って働いて欲しいと思います。
    また機会を見て行きたいと思います。

このページの先頭へ